1970. 10. 20 - 22 剱岳
名古屋での仕事のあと、M君と二人で剱岳に向かう。学生時代に頂上には5度(1962.07、1963.09、1966.10)登ったが、社会人となってこれが最初で最後の剣登山となった。
同行:M君
初日は一の越に立ち寄ったあと剱沢小屋まで。翌日は快晴で頂上で眺望を欲しいままに楽しむ。頂上で2時間ほど過ごすが、こんなゆっくりと楽しんだ経験は他にない。北アから富士山が見えたことは頻繁にあるが、このときは筑波山まではっきりと見えたように思う。下山後、剱沢を平蔵谷出合から長治郎谷出合まで散策する。秋の雪渓はあちこちで大きく裂けていた。この日は剱御前小屋に泊まり、夕日が白山の右手に沈んでいくのを眺めて過ごす。これまでの剣登山で、もっとも雪が少なかったので、印象深い。
*)1999年に、百名山からの山岳展望というカシミールで調べた本が2冊出版されている。両方持っているので、調べてみた。白山書房のものには、剱岳から筑波山が見えているとは書いていないが、筑波山から剱岳は見えるとある。東京新聞のものには、どちらからも見えないと結論づけている。両方とも、見えた百名山をかなり意識しているのであるが。
一の越と龍王岳 |
雷鳥沢から立山 |
別山乗越で |
黒百合のコルから剱岳、前剣、一服剣 |
登りの途中で |
登りの途中で |
登りの途中で |
登りの途中で |
登りの途中で |
剱岳頂上から北方向(槍穂、黒岳、笠ヶ岳) 剣沢の黒さに驚く |
剣沢 |
平蔵谷 |
平蔵谷 |
平蔵谷のクレバス |
長次郎谷 |
白山(左)と落日(右) 剣御前小屋で |