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1962. 07. 16 - 24  剱岳
 



初めての本格的夏山合宿。
M、H、U、O、O、K、I、Aは上高地まで長距離縦走。


同行:N、M、Y


コースタイ

7/16 夜行列車で富山、バスで弥陀ケ原まで。天狗平を経て、雷鳥沢

弥陀ケ原から41kgのザックを背負って天狗平、雷鳥沢へ。はじめての重さで遅々として進まない。縦走隊と一緒に雷鳥沢でキャンプ。はじめての本格的な登山基地での夜。



弥陀ヶ原から雷鳥沢へ(41kgの荷)

 
 

雷鳥沢で全員集合



62. 07. 17 一の越、雄山、浄土山、竜王岳、獅子岳、鬼岳、ザラ峠経由で五色ヶ原


一緒に出発した縦走隊は剱岳へのピストン。われわれは、まず一の越より雄山(2992b)へ。雄山からのすばらしい眺望(大日、剱、白馬、鹿島槍、槍、穂高、笠、黒部五郎、薬師)を楽しんだあと、浄土山(2820b)、竜王岳(2872b)、鬼岳(2750)、獅子岳(2714b)、ザラ峠(2353b)をへて五色ヶ原まで。五色ヶ原の高山植物を堪能する。空身なので気分は最高である。



一の越から大日岳


 
 

浄土岳


 

龍王岳から鹿島槍



 五色ヶ原



62. 07. 18 別山乗越、剱沢別山平

いよいよあこがれの剱沢の別山平に向けて別山乗越を越える。剱沢で滑落停止の訓練。



別山乗越から剱岳

 


別山平

 

夕暮れの剱岳



 テント場で



62. 07. 19 
長次郎雪渓、本峰北壁、剱岳頂上、一般ルート経由で別山平

 別山平から剣沢を下る。長次郎雪渓の途中から、左手にある本峰北壁を浪江、松山の3人で登る。雄大な雪渓にも圧倒されるが、初めての本場での岩登りに陶酔。それほどの困難なしに剱岳頂上(3003)に達する。



長次郎雪渓

 
 

長次郎の熊岩


 

本峰北壁バットレス



 長次郎谷の上から
鳴沢岳、赤沢岳、蓮華岳、スバリ岳、針ノ木岳



62. 07. 21 
剱御前往復

 雨で停滞。よい休憩になった。剱御前まで往復する。雷鳥の親子やクロユリに慰められる。



雷鳥



62. 07. 22 剱沢二股、三の窓雪渓、小窓の王、長次郎の頭、剣頂上、長次郎雪渓、剱沢

 再び別山平から剱沢を二股(1700b)まで下る。そこから三の窓雪渓を登る。絵のように美しい雪渓である。上部に行くとニードル、チンネが横に見える。三の窓から小窓の王へ登り、眺望を楽しむ。白馬から鹿島までが目の前に展開し、さらには剱本峰への稜線、池ノ谷などいくら見ても見飽きない光景だった。再びコルに戻り、長次郎の頭へのガレ場の登りが2歩前進、1歩後退で大変だった。頂上を経て長次郎を滑り下りる。最初こそグリセードができるがすぐ緩くなる。大変充実した一日のあとの剱沢の登りが実に億劫だった。「こんな時は早足で帰る方が楽だ」と言われてがんばる。夕日を浴びた剱岳を見ながらの夕食は、実に満ち足りた気分だった。



真砂沢から剣沢上流方向を

 


三の窓雪渓を見上げる




三の窓雪渓の下部




 三の窓雪渓




クレオパトラニードル




 チンネ




三の窓の上から後立山連峰




小窓の王から池ノ谷、馬場島




 小窓の王から八ツ峰



八ツ峰と鹿島槍




 八ツ峰の5・6のコル



剣岳山頂の祠の前で



 源次郎の頭



62. 07. 23
 別山、真砂岳、富士の折立、大汝山、雄山往復

 この日は、浪江と山本が平蔵谷へ岩登り。松山と別山の岩場を越えて別山(2885b)へ。さらに真砂岳(2860b)、富士の折立(3000b)、大汝山(3015b)、雄山(2992b)を稜線散歩して往復。相棒はもう少しきつい岩をやりたそうだったが、十分堪能してしまっており、最後に失敗するのもいやだったので足をひっぱってしまった。



別山の岩場


 


別山から



別山の頂上




 八ツ峰をバックに




大日岳と剣御前




 黒四ダムと針ノ木岳




別山から立山


 

大汝山



雄山から槍穂方面




 雄山から薬師方面




62. 07. 24  
下山

 最後の日は大日岳を越えていくという浪江と別れて弥陀ヶ原へ。来るときは弥陀ヶ原ホテル止まりだったバスが天狗平まで延長されており、楽させてもらった。



最後の剱岳

 


弥陀ヶ原



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