1963. 9. 21 - 24 剱岳
Y先生と二人で、モミジの剱岳へ。予想もしなかったのであるが、新雪に輝く剱岳に登る幸運に恵まれた。
同行: Y先生
9/21
剱沢へ
9/22
コースタイム
0900 剱沢小屋、1140-1230 剱岳(3003)、1430 剱沢小屋。
足ならしの往復。雪のち曇り。雷鳥を沢山見かける。
ガスの中を頂上へ |
羽が黒いままのライチョウたち |
カニの縦這い |
頂上で |
9/23
午前中は、雪、みぞれ、雨で停滞。夕方になると、少し明るくなってきた。退屈しきっていた同宿者も外に出てきて、明日の天候回復を期待している。
ガスの中を新たな登山者が |
少し明るくなった夕方に出てきた人々 |
9/24
コースタイム
0630 剱沢小屋、0715 一服剱、0800-25 前剱、1010-1105 剱岳(2998)、1210 前剱、1310-1405 剱沢小屋、1500 別山乗越、1635 天狗平
この日は快晴。昨日の雨は上では雪だったらしく、新雪が積った剱が朝日に照らされているさまは神々しいばかりだ。処女雪を踏んで再び剱岳へ。昨夜から剱沢入りしていた何人かのグループと前後しながら登る。前剱、平蔵のコル、カニの縦這いなどでの景色も、新雪がかぶっているだけで、これまで見たものと全く違う印象になる。頂上には足跡のない雪を踏んで一番乗りとなった。
モルゲンロートに輝く剱岳 |
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剣沢から |
前剣から本峰 |
前剣から剣沢と立山 |
本峰をまじかに |
平蔵コルを目前に |
平蔵コルへのトラバース |
頂上に向けて |
頂上は間近 |
頂上からの展望もほぼ満点。八ッ峰の先に後立山連峰が屏風のように連なっている。さらに遠くには、白山、妙高、高妻、四阿、八ヶ岳、富士、南アなども見えるが、それらの間には雲がかかっていたので、95点くらいか。十分堪能したのち下山する。下りは下りでまた楽しい。
頂上から旭岳、白馬三山、唐松岳、五竜岳 唐松岳の左に妙高山、右に高妻山 |
頂上からの展望 |
頂上から剣沢を経て北側の大展望 前穂、槍、立山、黒岳、竜王、笠、浄土、黒部五郎、薬師、国見 |
白山をバックに |
八峰の5、6のコルの先に鹿島槍 右端に四阿山 |
鳴沢岳、針ノ木岳、蓮華岳 奥に八ヶ岳、富士山、南アルプス |
剱沢小屋で大休止したあと、満ち足りた気分で帰途に着く。、別山乗越で最後の剱岳の雄姿に別れを告げ、に弥陀ヶ原へ下山。
別山乗越へ向かう |
別山乗越からの剱岳 |
入山者とすれ違う |
雷鳥沢からの立山 |