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2019. 12. 24  K甲越・天保池 



12/12にクラッシュしたパソコンの切り替えで、かなりの労力をとられ、ハイキングどころではなかった。やっと余裕ができて、丹上山系に出かける。


同行単独


コースタイム

0935 神鉄大池駅、0956-58 天下辻、1018-20 K甲東道へ、1029 中尾根取付点、1050&1052 鰻の手池分岐、1054 金剛童子山分岐、1056-1102 黒甲越、1124 右俣谷E沢、1133-1213 右俣谷F沢、1224 F沢と別れる、1229 大日地蔵からの道と合流、1245 東鹿見山からの道と合流、1247 NTTドコモの中継所、1253 天保池取付き点、1335-50 天保池、1411 鳴川に架かる橋、1426 野瀬大杣池分岐、1428 神戸青少年公園入口、1449 中山BS

天下辻でストックを取り出し、中俣谷からK甲越東道に出たところでシャツを2枚に減らす。K甲越まで行って一息入れる。右俣谷D沢への道ではなく、直接右俣谷E沢に出る道を歩いたことがないので、そちらに進む。ほとんど高低差のない道で歩きやすい。D沢からの道と合流するはずなのにそれが見つからず、少しウロウロ探すが見つからず、あきらめてそのまま直進する。E沢に突き当たり、右へ下りていく。すぐに高巻きの道が目に入ったが、沢を下りていく。立派な高巻き道があるということは、沢伝いに下り続けるのが難しいのかなと考えていると、果たして小さな釜の先に、とても越せないような大きな釜が目に入った。左手に巻き上がると先ほどの高巻き道と合流した。そこから釜を覗き込むと小さな滝が見えた。これが前回見たものなのだろう。すぐにF沢に下り着く。ここで念のためE沢との合流点から少し遡るとすぐに先ほどの小滝が釜の先に見えた。E沢、F沢の合流点には石組みなどもあり、広々とした所だった。天候もよく、緑を見ながら、瀬音を聞きながらの昼食にはもってこいだった。

よく踏まれたF沢沿いの道を歩き、右岸から左岸に移ったところで、前回も目に付いたよく踏まれた道が右上に延びていた。当初はF沢を詰める予定だったが、少し回り道になるが、この初めての道を歩くことにする。すぐに大日地蔵の方からの道と出会い、左手に登っていく。バイクに擦られて岩肌がむき出しになった坂道が続く。峠のような所を超えると、急にバイクの跡のない山道になったのが不思議だった。やがて両鹿見山をつなぐ稜線の三差路に出る。字が読み取りにくい古い道標が立っており、中山@@@、K甲越の字が読み取れるが、東鹿見山の名はない。左折するとすぐにNTTドコモの施設。車道を下るとガードレールがはじまる所に天保池への入り口がある。以前に来た時に道標を見たはずと周りを見回す。近くに天保池入口と書いた板切れが裏向けになって落ちていた。天保池への道はかなりしっかりしている。しばらくすると湿原状のやや開けた所に出た。たどるべき道は見えない。ピンクのリボンが3つぶら下がっており、それをたどると地形図にある林道に行くらしい。沢歩きも特段の苦労がなさそうなので、そのまま北に向かって下って行く。もう目印はない。沢がトンネルに入っていき、その上を林道のガードレールが跨いでいるのが見えた。もう道を探す必要はない。林道の方が歩きやすいだろうとガードレールをまたぐ。林道とも言えないような荒れたみちで、そのうちガードレールもなくなった。右下に池が見えてきたので適当なところで林道から離れて池端に出る。予想していたより大きな池が静まり返っていた。折角なので北の端まで足を延ばしておく。池端の色々な色合いの緑の木々の姿が池に映っていた。遠いのでなんの木かわからなかったが、新緑のような葉もあった。振り返ると、東鹿見山とドコモの鉄塔が並んでいた。優雅な景色だった。

林道に出て引き返し、中山林道を西に進み、中山大杣池を目指す。頭大の石がゴロゴロする道が続く。その間には落ち葉がギッシリと詰まっている。モミジの最盛期にはさぞ美しいことだろうと想像する。右手に沢を見ながら下っていくと、橋に出る。ここは十字峡のようになっていて、両側からの沢がこの橋の所で主流の鳴川に注ぎ込んでいる。ここからは登り道となる。前回、すばらしい光景を楽しんだ野瀬大杣池への入り口を通り過ぎ、神戸青少年公園もパスして、中山BSに向かう。1時間に1本しかないバスの時間にギリギリ間に合いそうだったので、小走りにバス停に向かう。定刻に到着したが、バスが数分遅れてきた。

この日は、いくつもの未知のルートを歩き、色々の心和む光景に出会えたので楽しかった。また、出発時に大池駅の近くで、3人のおばさんグループとすれ違ったあとは、中山でバスに乗るまで誰にも会わなかった。山の中で誰にも会わないことはよくあるが、町に出てからも人影を見なかったのは珍しい。




K甲越(左金剛童子山、右不明)


 


右俣谷E沢へ


 


二段になったプール




下流側から見た小滝とプール




穏やかなE沢とF沢の出合


 


モトクロスバイクの轍


 


左:中山大@@、手前:K甲越、右:記載なし




NTTドコモの施設




天保池入口(西鹿見山手前)


 


湿原風広場


 


沢を通すトンネル




天保池




東鹿見山と鉄塔

 


天保池の静かな湖面に映る木々の影

 



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