1999. 10. 17 杉ヶ峰
前日の天気予報は北の方の山岳地帯は荒れ模様で所により吹雪く可能性、宮城・山形とも山沿いは降水確率20%程度と少し分りにくいもの。実際その通りの境目の天候だった。
同行: 単独、女房殿
コースタイム
0745 刈田峠駐車場、0815 澄川右岸へ、0845 股窪、0910 ろうずめ平、0957 縦走路、1023 杉ヶ峰(1746)、1055 駐車場
ウエストポーチにカメラと少量の水、ミカン、地図だけ入れて、ウィンドヤッケだけの軽装で刈田峠駐車場から歩きはじめるが、頂上付近は新雪もあり、かなり温度も低いのでトランクから慌てて毛糸の手袋を探し出すといった有り様。万一吹雪いても稜線の方は問題ないので、沢が入り組みまだ歩いたことのない股窪方面を往路にとる。澄川をわたり、少しした辺りで朝日がさして、秋と冬の入れ替りの景色を楽しむ。ろうずめ平では吹き抜ける風が強く、立ち止まれないほど。この後はもう日もささず、冬の山。屏風の壁は切り立っており、人を寄せ付けないような雰囲気。しばらく登るとそれこそ木に掴まりながらでないとよじ登れない急斜面になり、やがて道が消えてしまう。木や草が雪を纏っているので指先が凍えてくる。これはおかしいと引き返すと5分ほどで登山道が見つかり、手袋をはめて暖をとっているとあっという間に傾斜がゆるみ、やがて稜線にでる。そこで、駐車場を同時に出発し、稜線伝いに登ってきた中高年のおばさんグループと出くわす。稜線に出るまでは誰にも会わなかったが、稜線ではその後も4組ほどのパーティーとすれ違う。さすがに花はなく、ろうずめ平の手前で咲き遅れたリンドウが一輪、杉ヶ峰を越えてからアザミが何本かあっただけ。大体予想した時刻に家に帰り着けた。
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