1999. 08. 12 - 13 茶臼岳・八幡平・焼山
八幡平周辺を1泊2日で探索する。
同行: 女房殿
8/12 茶臼岳
コースタイム
1435 茶臼口BS、1515-27 茶臼岳(1578)、1550-1600 黒谷地湿原、1605 黒谷地BS
少し出発が遅くなり、渋民にある啄木記念館に立ち寄ってから八幡平に登る。帰りのバスは期待できないが、日ざしも弱いので茶臼岳に登ろうということになる。少し登るとすぐなだらかな道になる。ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、シラネニンジン、エゾオヤマノリンドウ、アザミ、ネバリノギランなど。茶臼山荘よりすぐに山頂。遠望は全くきかないが、目の下に熊沼、少し先に夜沼がガスの切れ間に見えてすばらしい景観。黒谷地へ下りると、タチギボウシ、シロバナトウイチソウ、ワタスゲ、イワイチョウなどがあり、花がなくなっているものではコバイケイソウ、ニッコウキスゲ、ミツガシワなどが目だった。BSへの道の途中の「熊の泉」はよい味の水が豊富に流れ出ている所。最終バスは15分前にでていたので茶臼口BSまで30分の歩きかと覚悟していたが、夫婦連れに乗せてもらって楽をする。八幡平の近くのアスピーテラインの北斜面にハクサンシャジンが群生して咲いているところが2ヶ所あった。この日は後生掛温泉に泊まり、翌日は焼山にも登っているが、ちゃんとした記録がない。
8/13 大沼遊歩道、八幡平
コースタイム
1400-1430 大沼周遊;1540-1650 八幡平(1613)
もう一度八幡平に戻ることにし、大場谷地という標識のところで昼食にしようと停車するが、10秒で行き止まってしまいあきらめる。夜明島渓谷につながる道とあるが探検家向。曽利の滝に行こうとBSのところで止まる。気持のいい沢があったのでそこで昼食にし、終わっていざ滝に行こうというところで雨が降り始めたのでやめにして、大沼に戻る。小雨の中、沼を一周するが、悪くない。やはりタチギボウシが満開。そのほかサワギキョウ、エゾオヤマノリンドウ、シロバナトウイチソウ。
アスピーテラインの頂上に来て、さらに雨は強く、暗くなってきたので、駐車場の前で迷ったが女房殿が入ろうと言ったので駐車。飲み物を一本ぶら下げて雨具をつけて歩き始める。人もほとんどいない静かな散歩。メガネ沼のところで初めて沢山の咲き残りのニッコウキスゲを見る。キスゲの黄色とシラネニンジンの白が霧の中にぼんやり見える沼の斜面に映えて優雅である。頂上からもちろん何も見えず、案内板にある姫神、早池峰、岩手、秋田駒、森吉を想像して目に浮かべる。ガマ沼の方に行くがミヤマアキノキリンソウ、3種類のアザミ(その内の一つはウゴアザミらしい)、モミジカラマツ、シロバナトウイチソウなど。ガマ沼で引き返すこともあったが、もう少しだけ八幡沼のほうに歩くことにしたが、これが大当たりだった。すぐに今回初めてのウメバチソウに出会い、エゾシオガマ、エゾオヤマノリンドウなどが出てくる。さらに沼が見下ろせるところにまたニッコウキスゲとシラネニンジンの群落があり、風に揺れて何とも言えない。ガスの中で見るからこその風情である。陵雲荘の近くでは左手にお花畑が広がり、タチギボウシを中心として見事な景色。八幡沼に触って戻る途中でもう一度キスゲの群落に見入る。やはりこまめに歩くとよいことがある。
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