トップページへ      地域別索引へ      九州地方索引へ       年次別索引へ



1999. 05. 30  大船山
 



長崎での仕事のあと、Mさんと落ち合い、色々と案内して貰う。



同行: M氏

 

コースタイ

0455 男池(オイケ)、0540 ソババッケ分岐点、0625-40 大戸越、0705-25 平治岳(ヒジダケ)(1643)、0745 大戸越、0815-20 北大船山、0847-930 大船山(ダイセン)(1787)、1030-55 風穴、1135-40 ソババッケ、1220 男池駐車場

前日の5/29は、鳥栖ICより日田ICまで行き、杖立温泉より瀬の本高原へ、さらに直進して久住ヒルズホテルの前まで行って久住の山を南より間近に眺める。岩井川岳、扇ヶ鼻、肥前ヶ岳、久住山、稲星山が近い。その後スカイパークあざみ台展望台で阿蘇、祖母山の大展望を満喫。時間があったので筋湯に立ち寄り、日本最古といううたせ湯でくつろぐ。大岳地熱発電所をチラリと眺めてから、今度は北側に回り、平治岳、黒岳をかすめながら白水鉱泉に向かう。林道から鉱泉へ入るところの道が庭園のようですばらしい。鉱泉は炭酸水素イオンが大量に含まれているもので変わった味がする。砂糖と一緒にのむとラムネのよう。温泉は狭いが冷泉と代わる代わる入って十分あたたまる。外の木のベンチでビールを飲む。食事もありきたりでないのでよい。泊りはバンガローで安い。




久住の山並み

 
 

スカイパークあざみ台展望台




筋湯温泉

 

筋湯温泉



翌5/30の朝、男池の駐車場には5時前というのにすでに何十台もの先客があり、その人気に驚く。出だしは鉱泉のところと同じような庭園風の森林。中高年の団体客が多く、追い抜くのに何度も苦労する。フタリシズカ、エンゴサク、コバイケイソウ、クルマ、ユキザサ、ミツバツチグリ、マイズルソウ、タチツボスミレが迎えてくれる。大戸越まで休まず上がると目の前に稲星山、中岳、諏蛾守越、三俣山が現われる。久住山も少し顔を見せている。ここまでくると3-4分咲きのミヤマキリシマがあちこちに群を作っているのが見渡せる。軽い朝食をとる。

平治岳まではすぐ。頂上から北側の山々の眺めを満喫する。久住から右へ涌蓋山(ワイタ)、万年山(ハネヤマ)、遠くに太宰府の近くの三群山、英彦山(ヒコサン)、国東半島の雲ヶ岳、両子山(フタゴヤマ)、みごとな由布岳、鶴見岳、高崎山、もちろん黒岳に大船山。時間が早い分空気が澄んでいる。一度下りて、大船に登り返す。ミヤマキリシマはここも咲いているのだが、その他の花が少し違うのが面白い。クサボケが少し、イワカガミがあちこちに。一息に稜線にでる。段原の平坦地が広がり大らかな感じ。東北ならここは湿原のお花畑になっていそう。火山砂に吸い込まれてしまうのか。大船山の頂上は南側が遮るものなく豪快そのもの。桑原山、傾山、五葉岳、本谷山、祖母山の塊につづいて、遠く中央山地の三方山など、それから阿蘇の根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳が大らかに横たわる。それから目の前に久住の山並みとその下の坊ガツルの広がり。なんとも雄大である。少し東の端に行くと目の下に小さな御池に深い緑色の水が静まり返っている。山としては久住より魅力的。下りは段原より黒岳の方に向かう。途中で突如真下に米窪といわれる噴火口跡が見える。170mの高低差がある。快晴なのに不気味な光景である。下りはじめてかなり行ってから地図と方向が違うと思ったが、結局素直に風穴のところに出た。黒岳もと思っていたが、あきらめて雪の残る風穴を少し探検してから下ることにする。最後は男池の湧水を飲み、変化に富んだ半日が終わる。帰りに筌の口温泉(ウケノクチ)で汗を流してすっきりする。高速のBSまで送ってもらい、十分の余裕をもって福岡空港に到着。




大戸越から平治岳方面

 
 

中岳、天狗ヶ城、稲星山、三俣山の裾




平治岳への登り

 
 

下を見下ろす




由布岳とかすかに鶴見岳

 
 

坊ヶつる





 
 

稲星山、白口岳、久住山、中岳、天狗ヶ城、星生山




祖母・傾、阿蘇の遠望(詳細は展望のページに)


 


三俣山と坊がつる

 
 

大船山御池




前山の後に由布岳がかすかに

 
 

男池の湧水



トップページへ      地域別索引へ      九州地方索引へ       年次別索引へ