トップページへ      地域別索引へ      東北地方索引へ       年次別索引へ



1999. 05. 09  七時雨山
 



姫神山、西岳に続いて、七時雨山に車を走らせる。


同行: 単独


コースタイ

1425 マダの並木道(620)、1441 平坦地の下、1520-35 七時雨山南峰(1063)、1540-45 七時雨山北峰(1060)、1606 平坦地の上、1614 平坦地の下、1630 マダの並木道

西岳から少し大回りして七時雨山に向かう。途中の山道は春の新緑の楽しい道。淡い茶色の若芽が目立つ。どこかでいい所で昼食にしようと思っていたら、あっという間に田代高原の牧歌的風景に出てしまう。そこも七時雨山が正面に、横に田代山がみえるすばらしいところだったので、ピクニック的気分の昼食とする。岩手山用にいつもより豊かな昼食をもっていたのでゆっくりと過ごし、食後少しうたた寝をする。少しいくと七時雨山荘の気分のよいところにでる。大勢の人が楽しんでいるのが遠くから見える。本来はここが登山口だったのであるが、道路地図だけが頼りなので、もう少し回り込み林道に入る。そこでかなりウロウロしてまた入り口に戻ってきたところで出会った山菜とりの人に聞くと、親切に分るところまでついてきてくれた。地図とは全然違うところ。分岐点で別れてさらに車で登っていくと、マダの並木道という旧街道跡にでる。

そこに車をおいて、でこぼこの車道を登る。15分で広い緑の平坦地に出ると、西側、北側の山並みがおだやかに広がる。そこを通り抜けて登山道を探すがなにも目印がない。やっとクマザサの中に踏み跡らしきものを見つけてたどる。けもの道程度で、岩があるところなど苔むしているほど。しかし登山道であることは確からしい。かなり上に行ったところではじめてヒメイチゲ?のような花を少し見る。目の前に青空が広がったと思ったらそこは頂上(南峰)だった。稲庭岳、皮投岳、五の宮岳、高倉山など北部の知らない山々に挨拶を送る。その左には前森山、御月山、岩手山。ほぼ同じ位の高さの北峰が東北にある。大した距離でないので、義理を立てて行ってみることにしたが、行ってみるものである。豊かな残雪に出会え、そこに残る多くの足跡からそちらが主なルートであることを知り、かなりのキクサギイチゲを楽しみ、二等三角点を踏むことまでできた。同じ道を引き返すが、歩いた道なのに注意しないと道を見失いそう。今日の一往復でかなり山道の整備に貢献したと思えるくらいだった。緑の平坦地に下りたときには思わずSound of Musicの歌が口をつく。あの風景にこれほど似た気分のところが日本にあったろうか。下りてからすこしマダの並木(シイの木のこと)を見学して、林道に戻る。盛岡方面なら来た道を戻るより先に行く方がよかろうと左の道を取ったがこれが大間違い。結局30分ほど行ったところで道が雪に閉ざされてしまい、全部引き返すはめになる。どんどん深沢を遡ったようである。最後に南昌をと思っていたのに時間がなくなり、一日4山という暴挙は露と消えた。




七時雨山と七時雨山荘



 
田代山




七時雨山山頂

 

 





広々とした放牧地

 


トップページへ      地域別索引へ      東北地方索引へ       年次別索引へ