1999. 05. 09 姫神山
法事で女房殿が不在。久しぶりの岩手山に登るべく、網張温泉に泊まるが、未だに噴火の余波で入山禁止とのことでがっかりする。雪も多いのに立ち入り禁止場所で何か問題でも起こすと具合が悪いのでサッサとあきらめ、懸案だった姫神にする。
同行: 単独
コースタイム
0700 一本杉駐車場、0725 6合目、0800-05 姫神山(1124)、0845 こわ坂登山口、0905 一本杉駐車場
一本杉駐車場にはすでに数台の車が駐車しており、この山の人気を物語っている。登り一方の道であるが、途中かなりのカタクリの群生に慰められる。さすがに仙台よりかなり北だけあって今頃が満開。大きな岩がでてくるとすぐに頂上。風が強く、見通しは全くないので、早々に引き上げる。下の案内板でこわ坂口へ下りても林道歩きはたいしたことないと分っていたので、そちらにする。下りはじめると雑木林とクマザサの道になり、雪を2, 3歩だけ踏む。シジュウカラなど数種が同時に高いさえずり声をあげている小鳥の競演を堪能する。しばらくするとまた静かになり、なにか秋の日溜まりの中を枯れ葉を踏んで歩くという風情となった。しかし、エンレイソウ、スミレ、イチリンソウ、キクサキイチゲなどが咲き誇り、カラマツ林の新緑の芽生えはまさに春である。再びカタクリが顔を見せるが、花びらの大きいのが多く、直径10 cmもある。全部で6, 7人の登山者に出会ったが、一本杉に戻ると車の数は数十台に増えていた。
この日の花の主役はカタクリ |
姫神山山頂 |
霞む岩手山 |