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1999. 05. 01  熊野岳
 



懸案だったロバの耳をK氏と歩く。


同行: K氏


コースタイ

0910 賽ノ磧、1005 雪原、1035 夏尾根道、1150-55 ロバの耳、1235-50 熊野岳(1841)、1255-1335 雪原最上部で昼食、1430 薮漕ぎ、1505 噴気口、1625 賽ノ磧

950507に歩いたときよりうんと雪が少ない。濁川を渡ったあと、かもしか温泉跡に向かわず、雪面を直接登り、尾根にでる近道をする。ロバの耳コースは予想していたより容易な道だ。ロバの耳そのものも近くに寄ると単なる突起にすぎない。簡単に主縦走路に出てしまう。一応頂上まで行っておこうかと熊野岳の先端までいくと、霞がかかっているものの葉山、月山、朝日が見渡せたので正解だった。このまま刈田岳からバスで帰るのも惜しいと話がまとまり、登りに見定めていた雪渓を下ることにする。雪渓に取り付く直前に昼食にする。K氏はラーメンを食べるべくバーナーをつけるがすぐ失火してしまうので諦める。そのあと慎重に一歩一歩下るが、やはり思っていたより急で、ピッケルなしでは緊張感がある。雪渓の間の島状になったところを下る予定でいたが、その左がそのまま下れそうなのでそちらにコースを変更する。しばらくすると先が見えないほど傾斜がきつくなったので、やはり右側の沢にもどろうと薮漕ぎをする。ほんの5分程度だったがK氏は意欲喪失して熊野に戻ろうかと言い出す。かなり下っており、体力もかなり消耗しているので、もう少し様子を見ることにする。右側の雪渓に近づくと雪渓沿いにかなりの距離を岩伝いに下れそうなので、そこを下る。最後は、短距離だがかなり急で落石の巣のようなゴルジュを下り、雪渓に下り立つ。これでもう心配ない。すぐに噴気口の所にでるが、以前に楽しんだ適温の湯たまりはすでになく、期待していた露天風呂には入れなかった。前回、かもしか温泉跡からの登り口が分からずにウロウロしたが、今回はすぐ見つかった。谷越しに張られたロープの下あたりを目指せばよい。カモシカに出会う。最後の登りで何度も下ってきた跡を振り返りながら帰途に着く。




ロバの耳

 
 


熊野岳




雪渓の下り
 
 

ヤブに逃げ込む



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