1997. 08. 03 会津駒ヶ岳
筑波山、田代山から桧枝岐に移動して、会津駒ヶ岳を登らんとしたが、女房殿は休みにするというので、一人で出かける。
同行: 単独
コースタイム
0900 登山口、1005 水場、1110-15 駒ノ小屋、1130-50 駒ヶ岳(2132b)、1215 中門岳(2060b)、1400-15 大津岐峠、1540 キリンテ登山口
女房殿に登山口まで送ってもらい、休憩なしで小屋まで登る。900m/2.2h =
410m/hという速さで、コースタイムよりかなり早い。日曜とあって実に多くの人出で、どんどん追い抜く。このように元気だったにもかかわらず、一人の若い女性に追い抜かれたので、それが強く印象に残っている。
小屋近くの開けたところで花が広がる。やはりキンコウカが主役。かなり色あせているがコバイケイも準主役。数は少ないが3ヶ所ほどのピンクのハクサンコザクラサ(ナンキンコザクラ)。イワイチョウ、タカネトウウチソウ、シラネニンジン、ネバリノギラン、ワタスゲ、チングルマ(花も実も)などが小屋から頂上、さらには中門岳への湿原を埋め尽くしている。頂上の混雑を避けて森の中に入り昼食。足元に落とし紙に混じってギンリョウソウ。下りは起伏の少ない富士見林道を経て大津岐峠へと足を伸ばす。がぜん人に会わなくなる。展望もよく、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシャジン、エゾシオガマ、マルバダケブキ、ハクサンフウロ、ジシバリ、アザミ、キキョウ、ズダヤクシュなどとちょっと一味違う花が迎えてくれる。峠で静かな休憩を久しぶりにゆっくりと楽しみ、下りにかかるが、途中で雷をともなうすばらしい豪雨。ゴアテックスの威力を堪能。キリンテで汗を流し、缶ビールを飲んで、濡れたものを乾かしていると、うまい具合に女房殿が通りかかって拾ってくれた。疲れが出て、休憩所で寝ていたとのことで申し訳なく思う。きれいに改装された七入山荘で泊まる。御馳走に女房殿はニコニコ。
コバイケイソウの群落 |
ハクサンコザクラ |
駒の小屋 |
会津駒ヶ岳山頂 |
中門岳へ |
中門池(右奥が山頂) |