1971. 10. 01 鳥海山
同行: 単独
09/30 秋田から象潟へ |
秋田での仕事のついでに、鳥海山に登る。前日に秋田から象潟まで各駅停車の列車に乗ると、下校時の女子高生のグループが乗ってきた。方言のおしゃべりをしているのを楽しく聞く。かなり長い時間耳をすませていたのだが、聞き取れたのは、当時上映されていた映画のタイトル名「ラブストーリー」というカタカナで発音された単語一つだけ。象潟で泊まる。
10/01 鉾立から鳥海山に登り、湯の台温泉へ |
海岸に出て鳥海山を仰ぐと新雪が積もっていた。バスで5合目の鉾立まで登る。七五三掛(しめかけ)から千蛇谷へ降りる。わずかに雪渓が残っている。多分一年で最も雪の少ない時期なのだろう。大物忌神社の小屋も閉鎖されており、閑散としている。鳥海山(2237b)に登り、行者岳(2159b)、伏拝岳(2130b)へと辿り、そこから南に折れて湯の台コースから下りる。河原宿から見上げる心字雪渓も淋しい限り。湯の台温泉の鳥海山荘に泊まる。週日でもあり、初雪のあった直後のためもあり、長いコースの間、誰にも出会わなかった。天候も険悪で、かなりきびしい印象の登山だった。
象潟海岸から鳥海山
鉾立と日本海 |
奈曽川 |
稲倉山 |
鳥海湖と鍋倉山 |
千蛇谷 |
新雪を踏んで頂上へ |
新山頂上 |
河原宿から心字雪渓を振り返る |
10/01 玉簾の滝見物 |
翌朝、玉簾(たますだれ)の滝に立ち寄る。高さ63mとスケールは大きいが、形は単調すぎる。
玉簾の滝