1964. 05. 02 - 07 西穂独標・前穂高岳・大滝山・ジャンダルム・奥穂高岳
山とスキーの会の同級生3人、下級生4人の計8人で穂高合宿。
同行: N、M、Y、S、I、H、Y
コースタイム:
5/2 岳沢で雪上訓練
定着型合宿は1962.07の剣沢以来。初日は、滑落停止などの訓練のため、岳沢に行く。
5/3 西穂高独標まで往復
天候に恵まれなかったが、一応目的を果たす。
5/4 前穂高岳(3090b)まで往復
高山病の症状が出て、少しへたばる。
5/5 大滝山(2615b)、蝶ヶ岳ヒュッテ、長塀山(2565b)
天気が悪かったのか、この日の写真は一枚も残っていない。
小梨平で |
吊り尾根 |
六百山 |
乗鞍@岳沢 |
岳沢ヒュッテ付近 |
テント |
仲間たち |
西穂独標 |
岳沢から |
|
重太郎新道近くの奧明神沢 |
前穂高頂上で |
奥穂高@前穂高 |
涸沢の向こうに槍ヶ岳 |
5/6 岳沢、天狗沢、天狗コル、ジャンダルム、奥穂、涸沢、上高地
5/6は全員で蝶ヶ岳、常念、大天井へと縦走をする予定だったが、これまでの4日で十分満足したので、テント一つを置いていってもらい、一人で残り、上高地でゆっくりすることにした。全員が出かけてしまったあと、8時頃ゆっくり起きると、とんでもない快晴。帰るのがもったいなくなり、もうひと歩きすることにする。岳沢から天狗沢をつめて天狗のコルへでる。途中では、落石の音が頻繁に聞こえてくる。天狗のコルからジャンダルムへ。そこからの展望もすばらしい。ジャンダルムと奥穂高岳(3190b)の間も、言われているほどの緊張感はない。奥穂高岳から白出のコルにグリセードで下っていたとき、スピードが出すぎてあっと言う間に岩場がせまり、驚いて横になり、ピッケルを差し込む。岩場に突入する前に辛うじて止めることができた。本気で滑落停止体勢をとったのは初めてだ。白出のコルから涸沢までは尻制動で15分で下りてしまう快適さだった。上高地まで実に満ち足りた気分で下りる。そのまま、テントでもう一泊し、翌5/7に下山。
コースタイムなどの記録はないが、09:00頃に出て、明るい内に帰ってきているので、休憩含めて9時間程度で歩いたことになる。軽装だったし、穂高山荘=涸沢間での尻セードで1:40程度は短縮しているが、それにしても早かった。
昭文社の地図によると、上高地(2:30)岳沢小屋(3:00)天狗コル(3:30)奥穂高岳(0:30)穂高山荘(2:10)涸沢ヒュッテ(3:00)徳沢園(2:00)上高地とあるので、歩程は16:40。
途中の小規模な上下を含まない累積高低差は3300b程度で、1960.07の無謀な富士山日帰り登山の5700bを除けば、前にも後にも経験することはないだろう。
ジャンダルム |
槍ヶ岳・北穂高岳方面@ジャンダルム |
奧穂高に近づく |
奧穂高頂上で |
涸沢岳、槍ヶ岳、北穂高岳 @奧穂高岳 |
大天井岳、常念岳@奧穂高岳 |
前穂高岳、明神岳 |
御嶽、乗鞍岳、焼岳 |
常念岳@涸沢 |
涸沢槍、北穂高岳@涸沢 |
前穂高北尾根@涸沢 |
|
下山の日。池に映った吊り尾根 |
焼岳@中の瀬公園 |