2024. 06. 19 額井岳、福地岳
2週連続で榛原の山へ。多分これが最後。
同行: 単独
コースタイム:
0908 天満台東二丁目BS、0936-43 十八(いそは)神社、1050-59 額井岳(大和富士、812b)、1148-1249 十八神社、1310-18 天満台東二丁目BS 、1323 福地BS、1335 善徳寺上、1345 P403近くの四辻、1414-25 福地岳(521b)、1456 善徳寺上、1518-35 榛原駅
歩きはじめるとすぐに額井岳とサガヒラ山が正面に見えてくる。額井岳は大和富士とも言われるが、この角度からはサガヒラ山と対等に並んでおり、独立峰の富士らしさに欠ける。しばらく進むと後方に音羽三山が遠くに見える。市街地でマツバギク、ナヨクサフジ(嫋草藤)、ビヨウヤナギ、スイセンノウ(酔仙翁)などが目に入ったが、前回と同様、山中では花を一切見なかった。登るにつれて山の景色も刻々と変化する。福地岳、伊那佐山、井足岳、竜門岳が見えてくる。神武東征ゆかりの社とされる十八神社に着くと、この日一番の展望が待っていた。いろいろな記録に紹介されている立派な山並み展望図がどう見ても間違いだらけのようなので、是非とも自分の目で確かめたかった。展望図に近寄ると、間違いを訂正する手書きの書き込みが残されていた。ほぼ納得がいくものだったが、帰宅後に丁寧に調べると、三郎岳辺りの同定が間違っているような気がした。完全に自信があるわけではないが、再改訂版を作って「展望」のページに載せておいた。大峰山脈辺りをはじめ、いくつかの山名も追加してある。
天満台東から額井岳、サガヒラ山 |
十八神社 |
神社から南東方向の山並み |
間違いの多い山名案内板 |
30℃近い暑さの中を、熱中症を心配しながら日陰のない舗装道路を登ってきたが、神社から登山道に入ると、うんと楽になる。前々日にかなりの雨があったので、道が一部小川のようになっていて、小枝、落ち葉、木の実などで埋まっている。とくに興味のあるスポットはなかったが、道案内の標識はしっかりしていて、迷うことはない。神社から額井岳頂上までは1時間ちょっとだった。ほぼコースタイムと同じ。小さな祠と屋根付きの休憩場所があった。ここにもアルミ板でできた立派な山岳展望図があったが、なにより展望が全くない山頂だったので、宝の持ち腐れ。昼食には少し早かったし、趣きのない場所だったので、神社まで下って景色を楽しみながら食べることにする。以前なら、大久保山、サガヒラ山、戒場山などを縦走した所だったが、今回は地理院地図に名前の記載があるピークに登ることに徹するため、額井岳だけをピストンし、福地岳を追加することにした。下山途中で、久しぶりに一人のハイカーと出会う。神社の冷たい手水で手や口を清めたのち、ついでに頭や顔も洗っておく。福地岳に移動するのにまたバスを使うことにしていたので、それに合わせてゆっくりと昼食とする。神社から下りて行く正面に竜門岳、音羽三山が並んでいた。
やっと日陰の道に |
額井岳山頂 |
山頂にある立派な案内板 |
下山時に正面に見えた竜門岳、音羽三山 |
朝に下車した榛原天満台東二丁目BSから再びバスにのり、福地BSから歩きはじめる。多くの記録では美榛苑の近くまで行って折り返し、林道に入って行くようになっているが、善徳寺のところで右折し、P403近くの四辻に直接登る破線路があるので、様子が不確かだがそちらに向かうことにする。バス停からわずか500bほどの車道歩きがとても暑く、このままでは熱中症になりかねないと思ったので、一刻も早く木陰の道を歩きたかった。最初はあやふやだったが、そのうち問題なく林道に出られそうな斜面となる。四辻からは、東方向に向かう急斜面をよじ登ると、すぐにちゃんとした山道に出た。その後は少し急な所もあったがすぐに穏やかな尾根道となる。意外に遠かったが問題なく広場のようになった山頂に達する。水分を補給しただけですぐに来た道を戻る。四辻からも破線路を経由して市街地に出た所から、この日初めて見る鳥見山、貝ヶ平山、香酔山、大久保山に加えて額井岳が並んでいた。1.3qの車道歩きをなんとか我慢して榛原駅に戻る。他人の記録をもとに予定していた福地BS=福地岳=榛原駅間のタイムは1時間5分だったが、実際は1時間50分かかった。とくにへばっていたわけでもないのだが。額井岳のタイムが普通だったので、余計に不思議だった。榛原駅の跨線橋から上り線路の先に福地岳がどっしりと構えていた。
善徳寺の上の林の中の破線路 |
福地岳山頂 |
善徳寺の上から貝ヶ平山、香酔山、額井三山 |
榛原駅から福地岳 |