2023. 03. 08 みょうが谷・東方道・鎌ヶ谷池・P510南西尾根
丹上山系で、歩いていない部分もなくなりつつあるが、そのうちの2ヶ所を踏破することを考えた。(1) みょうが谷の上流部分、(2)有馬大池線の鉄塔29号と30号の中間から大池に向かって南西の方向に伸びる尾根。
同行: 単独
コースタイム:
0945 神鉄六甲駅、0954 みょうが谷へ、1021 関電巡視路への分岐、1050 みょうが谷源頭、1103-13 有馬大池線28号、1125 東方道、1137 P538b、1158-1225 鎌ヶ谷右俣、1227-45 鎌ヶ谷池、1251 登山道へ、1258 関電巡視路、1304 有馬大池線29号、1314 大池への分岐(P510+b)、1431 大池の集落、1440-49 神鉄大池駅
神鉄六甲駅前にある多聞寺の山門を見て、県道を少し西に進み、右手に入って行くと、すぐに森閑としたみょうが谷となる。2020.06.04に来ているので、かなり見覚えがある道を辿って行く。ときに大規模な倒木が道をふさいだりするが、歩くのに苦労しない。前に来たときは道なりに進んで関電巡視路に出てしまったが、今回も左手に登る道がしっかりしているので、ついそちらに引きずられそうになった。この日は沢を最後まで詰める予定だったので、気が付いて少し引き返し、沢に入って行く。一挙に歩きにくい沢歩きとなる。30分ほど登ると沢の源頭に出る。2020.03.06に左俣周辺をうろついたのち、東方道を経て唐櫃台駅まで歩いたときの非推奨とされるコースだ。その時とは逆に西に進み、有馬大池線28号で一休みする。
みょうが谷へ入って行く |
こんな倒木も |
関電巡視路への登り道 |
沢に戻る |
みょうが谷の源頭 |
有馬大池線 28号 |
そのあと、地形図の音叉のような形の破線道でUターンして、関電巡視路へ進むことを考えていた。かなり注意してその分岐を探したのだが、テープ類どころか、かすかな踏み跡も見つからず、キツネにつままれた気分(2018.12.25に、東方道から有馬大池線29号へ下りたことがあるが、大変な悪路だった記憶がある)。仕方がないのでP538bを経由して帰ることにする。P538bからの下山路もいつもは簡単に見つけられるのだが、この日はすぐに見あたらず、少しウロウロしてしまう。鎌ヶ谷右ルートまで下りて水際で昼食とする。周りに数百本できかないかもしれないくらい沢山の見事なスギが林立していることにはじめて気が付いた。
食後に鎌ヶ谷池に向かう。池から右ルートを下らず、東に向かう破線路で関電巡視路に出る予定だ。この道は2020.06.04のときに歩いているのだが、取付き点が見つからず、急斜面をよじ登った苦い思い出がある。今回も前と全く同じことをすることになった。池の南端まで行っても取付けそうにないので、谷状のところまで引き返し、記憶にある谷の右手の斜面を登った。登りきると右手から少しはっきりとした道が合流してきた。やはり、探し方が不十分だったのだろう。ここを左手に登って行き、巡視路に出る。右手に進み、有馬大池線29号に立ち寄るが、銘板が見つからなかった。さらに南に進み、西に分かれる地形図の破線道に入って行く。分かりにくい道でないかと予想していたが、その通りで、踏み跡らしいものがあるといえばある程度。目印も皆無に近い。西方向から南西方向へ屈曲するところはとくに分かりづらかった。そのあとも、延々と続く尾根を見失わないように、頻繁にYAMAPを見ながら歩く。集落に近づけば道がはっきりするのが普通だが、ここは最後までスマホが離せなかった。突然、目の前に40bほどもの幅がある朽ち果てたコンクリート製の建物が現れ、ゴールとなった。建物の右側に回り込み、狭い隙間から民家の前に出た。大池駅から天下辻に向かう橋のすぐ上だった。はっきりしない道を歩くのはいつも楽しいが、もう一度歩きたいという魅力はなかった。
今年になって6回目のハイキングだが、まだ誰にも出会っていない。
フェンスの左側の隙間を登る |
馳渡山山頂標識 |
鎌ヶ谷池 |
有馬大池線 29号 |
P510+へ向かう分岐 |
コンクリートの廃屋の左手から下りてきた |