2020. 01. 21 屏風川中俣谷A沢・ナダレ尾山・鎌ヶ谷右ルート
前回に引き続き、屏風川界隈の未知のルートを2つ。中俣谷A沢については源頭まで歩いた記録が見当たらなかったので、期待が大きかったがあまり特色のないものだった。
同行: S氏
コースタイム:
0936 神鉄大池駅、0956-1003 天下辻、1018 中俣谷A沢本流との分岐、1021 A2沢分岐、1041 A3沢分岐、1056 A4沢分岐、1127 登山道、1129-1206 ナダレ尾山(527b)、1216 東方道へ、1227 鎌ヶ谷左ルート分岐、1238 鎌ヶ谷右ルート入口、1243 P538、1300 鎌ヶ谷へ、1306-13 鎌ヶ谷池、1335 鎌ヶ谷堰堤、1339 左ルートと合流、1356 神鉄大池駅
天下辻から屏風川へ向かって、中俣谷の最も南端の小沢(仮称A1沢)に相当するところを下りていく。沢に下りたところで少しだけ引き返すと中俣谷A沢の本流との合流点に達する。そこからゴロゴロとした石で埋まっている沢を遡るのだが、水の流れは細く、沢登りという感じはまったくしない。左岸から地図にも出ている小沢が2本流れ込んでいるが、それらもほとんど枯れ沢だ。やがて最も大きな二股に達する。どちらに進んでも、ナダレ尾山の山頂近くに出るようだが、やはり右俣が本流のようなので、そちらに入っていく。相変わらず大きな石がゴロゴロする中を歩いていくと、すぐに水の流れがなくなる、源流域になっても藪漕ぎは全くなく、登山道に飛び出す。頂上のすぐ東だった。前回来たときには山頂標識を見なかったように記憶しているが、今回は新しいしっかりしたものと、木の幹の色にすっかり溶け込んだような古い標識を見た。頂上に横たわる大きな松の倒木に座って昼食をとる。
中俣俣谷A沢に入ったあたり |
右手からの二つの小沢の中間で |
最後の二股 |
ナダレ尾山の四等三角点 |
北に進み鎌ヶ谷左ルートの入口に着く。ここにある標識は前から不親切と思っていたが、東方向は神鉄六甲とある。多聞寺のことかもしれないが、以前あちこちに沢山あった多聞寺の文字がほとんど消えているのと対応していない。実際この場所での他の標識の多聞寺の文字は消されていた。多聞寺への道が分かりにくいので消しているのかと思う。鎌ヶ谷右ルートへはP538から下りていくのだが、そちらに進む地理院地図の破線の道は見つからない。
バイクの爪痕が深い東方道に出た所 (正面の道から下りてきた) |
左俣第1尾根下降点のプレート |
鎌ヶ谷左ルートの入口の標識1 (多聞寺の文字が残っている) |
鎌ヶ谷左ルートの入口の標識2 (多聞寺の文字が消されている) |
北側につけられたしっかりした道を通り、P538の北東角にある鎌ヶ谷右ルート入口の標識で、鋭角に戻る上り坂に入っていく。それもそれほど分かりやすい踏み跡ではないが、なんとかP538に着き、丁寧に周りを見回し、南東方面へ下りていくと所々しっかりした踏み跡がみつかる。鎌ヶ谷に近づくと前が見えないほどの絶壁になっていたが、赤いリボンがぶら下がっており、間違いないと近づき下を覗き込む。急ではあるが、下れなくはない。沢に下り立ち、下から登ってきたときにここを登ることができるかと振り返る。先ほど見たリボンを目指せばよいのだが、かなり高い所につけられており、足元ばかり見ながら谷を登ってきたとき目に入らないだろう。ここは地理院地図の破線が正しいのでしっかり地図を読み解き、上を見ながら歩く必要がある。あとは沢に沿って下るだけだ。小さな鎌ヶ谷池を時計回りに回る。地図で見て想像していたより大きい。南端に来たときに、振り返ると陽が差しはじめ、緑が池の表面に反射してしばし見惚れる。カメラから覗くと、池に映った空が実に深い青色になっている。目で見ると、薄曇りの空の青さでしかない。これはいつも経験することだが、理由が分からない。南端から南方向に進めばよいのだが、目印はなく、南側には放水路のような石組みの中に枝を広げた大きな木が縦に倒れていて、歩けない。南に何とか進むとやがて間違いないと思われる踏み跡が出てきた。右側から小さな沢が合わさってすぐに道は沢から離れ、立派な道となり、工事中の堰堤のそばを通り、左ルートと合流して大池駅に向かう。
鎌ヶ谷右ルートの入り口 |
P538で南東に進む |
鎌ヶ谷に出る直前 (ピンクのリボンが目印) |
鎌ヶ谷からピンクのリボンを見上げる |
鎌ヶ池の南端で振り返る |
分かりにくい所を南に進む |
建設中の鎌ヶ谷堰堤 |
左ルート(正面)と合流 (右側から下りてきた) |