2019. 11. 30 阿弥陀ヶ峰
11月末に京都のモミジを見に行こうと相談していたが、ちょうど息子が京都に来る用事があり、一緒に夕食を食べることになった。女房殿は他用があるので別行動とし、一人でモミジを見ながら、小ハイキングを計画する。
同行: 単独
コースタイム:
1330 JR東福寺駅、1345-1410 東福寺、1425 京都トレイルの東山6、1430-1515 泉湧寺、1520-40 今熊野観音寺、1548 東山9-1(剣神社)、1601 京女鳥部の森入口、1617 東山12(豊国廟分岐)、1633-37 阿弥陀ヶ峰(196b
京都東南部)、1641-1714 太閤坦・新日吉神社
通天橋のモミジで有名な東福寺に出かける。確かになかなかのものだが、一週間ほど前が最盛期というだけあって、好天に恵まれたのにやや物足りない。他にあまり見るものはなかったので、泉湧寺に早目に行く。15年1月に稲荷山から清水寺までの東山トレイルを歩いたが、そのときは大門の前を通り過ぎただけだったので、今回はじっくりと参拝する。大門の正面に位置する仏殿は二重層建築のように見えるが、実際は一層で、裳階が付いているという珍しいもの。中に入ると吹き抜けの空間が天井まで広がっている。狩野探幽の雲龍図が天井にあるが、ほとんど見えない。運慶作と言われる金色の三尊仏が正面に見えるが、これも表情などは読み取れない。皇族が休むという御座所にも入ってみたが、各部屋はともかく、庭園はなかなかよかった。
今熊野観音寺は前回にも立ち寄ったが、モミジが美しいというので再訪する。確かになかなかのものだった。2時間近く歩き詰めだったので、赤い毛氈がひかれた所に座ってぜんざいをいただき、冷えた体を温める。
そこから1時間ほど、東山トレイルを辿り、東山12の標識で、トレイルを外れて阿弥陀ヶ峰に向かう。すぐに豊国廟(ほうこくびょう)のある阿弥陀ヶ峰に着く。西側が京都女子大に向かって長い階段があるというので、西山の展望を期待していたが、樹木に遮られ、ほとんど駄目だった。ちょうど日没の時間だった。523段という長い階段を下りて、平坦地につく。太閤坦(たいこうだいら)というらしい。念のため、ヘッドランプを持ってきたつもりだったが、忘れていたので、明るいうちに下まで下りることができてよかった。夕食を京都博物館の近くのうなぎ屋で、女房殿と息子の3人でとることにして、18:30に予約していたが、二人とももっと早く着くので、18:00にしてもよいかと携帯に電話があった。こちらも、その方がよいので快諾する。太閤坦付近を歩き回りながら、樹間からとぎれとぎれに京都タワーや愛宕山などを眺める。それでも時間が余るので、新日吉神社(いまひえじんじゃ)に立ち寄ったりしながらゆっくりと歩いていく。
食後に、高台寺のライトアップされているモミジを見に行くことにしたが大変な混雑で、入場するまで15分ほど寒空の下で行列を作った。高台寺は来たことがあるように思っていたが、これほど広い庭園があるという記憶がないので、初めてかもしれない。池に映ったモミジは見事だった。ライトアップされた竹林もよかった。
東福寺 |
泉涌寺の仏殿 |
今熊野神社 |
阿弥陀ヶ峰の豊国廟 |
太閤坦から阿弥陀ヶ峰を振り返る |
高台寺の池に映るモミジ |