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2019. 10. 02  書写山 



書写山には多くの参詣道が通じているが、この日は置塩坂を登り、東坂を下るという計画。2008年3月に、ロープウェイで登り、東坂を下りたことがあるが、置塩坂は初めて。


同行YH6人

コースタイム

1038 書写吹BS、1101 置塩坂北側展望台、1113 南側展望台、1147 円教寺境内、1148-1206 放生池・摩尼殿、1217-20 白山権現・書写山山頂(371b)、1226-53 展望台で昼食、1256-1315 三之堂、1347 ロープウェイ山上駅、1413 五丁展望台、1431 東坂参道入口、1442-44 書写郵便局前BS

置塩坂の途中で、この名の由来である置塩城址が北側に展望できるところがある。播磨・備前・美作3ヶ国の守護職だった赤松政則が築城した城で、播磨最大の山城とされている。しばらく行くと高砂から姫路にかけての見晴らしがきくようになり、飽きることがない。参詣道だけあって、大石に刻まれた摩崖仏、いくつもの五輪塔などが祀られており、「たんこみち」と書かれた石の標識が長い歴史を物語っている。やがて円教寺の境内に入り、湯屋橋のある中心部で全員写真。目の前に清水寺のような高い舞台つきの摩尼殿が聳えている。長い階段を登り、堂内をひとめぐりしたのち、白山権現のある山頂に向かう。

山頂から広い道を通り、三之堂へ向かう。山道の近道があったので、やや遠回りとなったが、置塩城址が望めるベンチがあり、昼食にちょうどよかった。三之堂は、大講堂、食堂、常行堂の風格のある堂がコの字型に配列されている伽藍で、人も少なく奈良の古刹にいるような気分だった。奥の院が少し低い所にあったが、皆さんは興味なさそうに通り過ぎたので、行くことができなかった。奥の院というといつも高い所にあるが、ここは逆なのが面白い。近くにあった本多家墓所には、徳川四天王の本多忠勝などの墓が並んでいる。中には入れなかったが、入口から覗くだけで厳粛な気分にさせられた。

モミジのときはさぞ美しいだろうと想像をかき立てられる瑞光院、何百という水子地蔵を左手に見ながら湯屋橋に戻る。その脇にあるタカオモミジ、スギの大木が目を引く。そこからはロープウェイ駅を目指して足を進める。仁王門を通り過ぎると何体もの観音菩薩像が並ぶ道をのんびりと歩き、和泉式部を紹介するパネルが終わるとロープウェイ山上駅に着く。駅舎にある展望台には自由に立ち入ることができ、八丈岩山を中心に広がる姫路市内の展望を楽しむことができた。高御位山も見えていた。東坂を下るが、紫雲堂跡の展望台には立ち寄らなかったので、駅からの展望は値打ちがあった。砥石岩付近は、ここに住んでいた弁慶が長刀を研いだというギザギザの岩が続く坂道で、例によってU氏が難渋しておられた。五丁展望所も特段立ち止まることなく進んで行ったので、一人残って写真を撮る。市街地はよく見えたが、高御位山は山影に隠れてしまっていた。あとは、如意輪寺、八王子神社への道を分け、市街地に出る。バス道に出てすぐ右手にバス停があったのに、左手に進路をとり、書写郵便局前BSまで歩いてしまった。




置塩坂の名前の由来である置塩城址を遠望


 


おだやかなお顔の摩崖仏


 


清水寺に似た高い舞台つきの摩尼殿




書写山山頂にある白山権現



大講堂、食堂、常行堂がコの字型に配列されている堂々とした三之堂

 


徳川四天王の一人本多忠勝などが葬られている本多家の墓所

 


 何百という水子地蔵が背後に並ぶ地蔵尊

 

タカオモミジ、スギの大木



ロープウェイ山上駅からの姫路市街。
高御位山も左端に


弁慶が長刀を研いだというギザギザの
砥石岩が続く東坂



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