2017. 5. 6 蔵王 白龍の滝
久しぶりの蔵王を仙台の山友達のK氏と気楽に歩く。
同行: K氏
コースタイム
1030 烏帽子スキー場駐車場、1037 オオルリコースへ、1103-06 五本ナラ、1150-1250 白龍の滝、1302 滝の落ち口、1310 石子沢の右岸を登りすぎて引き返す、1414 自然園?、1425 倉石ヒュッテ、1441 石子岳分岐、1451 スキー場ゲレンデ、1455 右方向は倉石レストハウスとの標識、1540 スキー場駐車場
K氏の車が使えない可能性もあるので、その場合は、澄川を渡って野鳥の森に行くことを考えていた。当日は使えることになったので、遠刈田温泉で待ち合わせ、車で烏帽子スキー場まで行く。スイセン祭りを開催中とかで、一人(一台ではなく)600円もの入場料を取られた。スイセンを横目に見ながら白龍の滝への遊歩道へと足を進める。石子遊歩道とも書かれている。野鳥の森のオオルリコースでもある。花(ショウジョウバカマ、オオカメノキ、スイセン、タチツボスミレ)、葉(ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、コバイケイソウ、エゾユズリハ)、山菜(コシアブラ、ヤブレガサ、フキノトウ)がつぎつぎと目を楽しませてくれる。なかなか気分のよい道で、足が捗らない。滝見台が対岸に見えるあたりで五本ナラと名前が付けられたナラの大木があった。三階の滝の近くを歩いていることは分かるが、滝はもちろん見えない。帰ってから知ったのだが、滝の上に出て、そのまま倉石ヒュッテまでなめ滝の続く楽しい沢登りができるらしい。
烏帽子スキー場から出発 |
五本ナラ |
この日の花の主役はショウジョウバカマ |
エゾユズリハが多かった |
やがて目的の白龍の滝が見えてくる。これは三階の滝の上流にあるもので、この沢を三階滝沢という。一方、澄川の本流は、不動滝を経て、股窪沢、井戸沢、金吹沢などと出会いながら芝草平まで続く。滝壺に向かうやや急な道を下りる。12mのなかなか見事なもの。三階滝沢と石子沢の合流点になっている。しゃべるには滝の音が大きいので、登山道まで引き返して滝を見下ろしながらの昼食とする。K氏がニッカのシングルモルトウィスキーを持ってきており、山の中ではちょっと気がとがめたが、実に美味しい。
登山道から見た白龍の滝 |
三階滝沢に下りて見上げる |
少し進むと、スキー場の人工降雪機用だろうか太いパイプが走っている。雪も残っており、沢(石子沢)を渉る所がよく分からず、少し手間取る。対岸に渡る必要があることが分かり、無事白龍の滝の落ち口に出る。迫力ある光景だ。そこで地図をしっかり見ていなかったので、三階滝沢の左岸についている道を進んでしまう。やがて消え入りそうになったので、地図を確認すると右岸を歩かないといけないことが分かった。滝の落ち口まで戻り、なんとか足を濡らさずに対岸に渡る。地図で見ると滝のすぐ上で北の方に進むようになっているが、スマホでの位置確認ではうんと下にいることになり、合点がいかない。二つの沢の合流点に滝があるのだから地図が間違っている。とにかく北に進み、道があるようなないようなところを探りながら歩いていると、そのうち西の方角に進むようになり、やがてはっきりした登山道と思える道となった。そのあとは何の問題もなく、倉石ヒュッテに到着する。すぐ手前に朽ちかけた木の標識があり無理すれば、自然園とも読めなくもなかったので入ってみたが、小さな湿原があるだけだった。倉石ヒュッテは1971年に建てられた東北学院のもの。一時は小雨もパラついたのだが、ここではすっかり青空になり、シラカバの白とマッチして美しい。
石子沢を跨ぐ水道管 |
白龍の滝の滝口から見下ろす |
少しだけ春山気分 |
倉石ヒュッテ |
スキー場、後烏帽子岳への道をたどると、そのうち石子岳の分岐となる。石子岳はどこにあるのかを帰ってからかなり調べたが、どこにも記載がない。スキー場に石子第1、第2リフトがあるので、スキー場から見える小さなコブのことを指すのかもしれない。やがてスキー場に出る。ゲレンデはまだまだ上に続くようだ。倉石レストハウスは右方向という標識の所で、大きくて、色の濃い虹がかかっていた。スイセン畑に出て、折角600円も払ったので、ゆっくりと見物する。
突然現れた色の濃い虹 |
若いスイセン畑と青麻山 |
一面のスイセン |
スイセン畑とゲレンデベース |