2016. 4. 12 高座谷全遡行(3: 奥高座谷右股)
前回(2015.10.03)、はじめて高座谷遡行の試みをする。かなりの部分を歩いたが、小滝の手前のところで間違ってしまった。2015.11.11に間違った所から再挑戦し、奥高座谷左股と思われる部分を歩いて広場まで到達。そのあとはナカミ山までの水のない藪道なので、以前に歩いたことで代用するとして、進入禁止の立て札から荒地山の方への沢をたどった。こちらの方が早く水がなくなるので、やはりナカミ山を源流とする方を奥高座谷左俣と考えるのがよさそう。いずれにしてもこの左俣の支流も制覇しておいたつもりだが、最後は荒地山まで行けず、荒地山から黒岩に降りる尾根の途中に出た。ちょうど赤いPの字があるプロペラ岩へ下る分岐に反対の西側から登りついたことになる。そのときは、よく分からなかったが、プロペラ岩を通って、奥高座谷右股を下って奥高座滝の上に出た。多分、前にも上から降りてきたことがある。意図せずに右股も歩いてしまったことになったが、あまりにもいい加減だったので、今度は強く意識して奥高座谷右股を下から登ろうというのが、この日の目的だ。色々と新しい発見があった。
同行: 単独
コースタイム
0855 山芦屋公園、0918 高座滝、0925 高座堰堤、0946 荒地山砂防ダム、0949 荒地山第二堰堤(副)下の広場、1000-06 アカシヤ尾根分岐、1009 コル、1016 高座谷の龍白龍神、1021-25 奥高座滝下、1031-33 C4標識、1037-40 三分岐で中央の沢筋へ、1043-47 右にブラックフェースへの道分岐、1055 沢をふさぐテーブル状の大岩、1058-1101 分岐を右へ行き、下界を展望してから沢に戻る、1124 なおも沢筋を探るがひどい藪、1138 石組み、1142 稜線に出る、1148 荒地山、1153-58 赤Pから下の展望岩へ、1201 プロペラ岩の上から展望、1205-45 プロペラ岩、1249 赤テープや白ペンキの分岐で右の沢へ、1258 羊歯の分岐を左へ登る、1303-08 ブラックフェース、1329 城山尾根に出る、1334 岩梯子下、1338 D8標識、1339 尾根の三差路を左に戻り、奥高座谷右股へ、1355 C4標識、1401 キャッスルウォール下の高座谷、1430 高座滝、1446 山芦屋公園
記録中心の山行なので、感想なしで目に留まった点だけ箇条書きにしておく。
# アカシヤ尾根入口のヘつりの所にあったロープはなくなっていた。
# アカシヤ尾根入口から五分岐・風吹岩の分岐まで、往復しておく。片道3分。
# アカシヤ尾根から下ったところは龍白龍神があり、奥高座滝はすぐという標識。キャッスルウォールから下った地点はその少し下で、そこの似たような標識には奥高座滝とあるだけ。
# テーブル状巨石は前回と今回の上りで見たが、下りでは見ていない。谷筋にあるのは間違いない。
# それより上流にあるぶらさがりの赤テープは上りでも下りでも見ている。
# 登りつめた所はサンデーモーニングと頂上の中間で、芦有分岐まで3分。谷筋(の一つ)を完全に詰めることができた。
# 赤ペンキ「P」の下の展望岩からは、ハイタウン、鷹尾山、深江浜町が。
# 前回に下った時もまちがいなくプロペラ岩の前を通っているが、通るとは思っていなかったこともあり、気がつかなかったらしい。
# プロペラ岩から沢に下ったところに、木に巻いた赤テープや岩に書かれた白ペンキの矢印がプロペラ岩へ導いていた。目標をプロペラ岩と設定していたので、登りでこれに気が付いておればそれに従っただろう。そうすると高座谷完全遡行を逸していた。
# ブラックフェースの下で出会った単独女性が、中央やや左から左斜め上へ延びるバンドを登っていかれたので、後を追ってみる。傾斜が急だったがステップが刻まれており、問題なく途中のテラスまで行けた。そこからは無理をせず左側の巻道を降りて、基部の近くに出た。
# キャッスルウォールの基部まで行かず、手前で沢に下りる道を使ってみたが、同じところに出た。やや歩きやすいかもしれない。
# キャッスルウォールから谷通しで高座谷第二堰堤直下まで降りる必要はない。へつりの道があることを帰路で見つけた。
# 高座谷を左岸で下り通すには、途中で左上方へ登る道に行かないとだめで、道なりに右の方へ下って行くと右岸道に導かれる。
奥高座滝(左俣) |
奥高座滝(右俣) |
C4標識の小広場 |
赤いペンキのある大岩 |
つぎつぎと巨岩が沢をふさぐ |
さらに巨岩 |
さらに巨岩 |
さらに巨岩 |
登りついた登山道 |
プロペラ岩 |
ブラックフェースに取りついた女性 |
ステップが切ってある |
キャッスルウォールとコバノミツバツツジと下界 |
不動明王の滝 |