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2013. 9. 14  蔵王・御田の神
 



郡山などでの集会に出たあと、蔵王に行く。着いた翌日、差し当たりの用事をすませて、午後から久しぶりに御田の神に出かける。2002〜2003年にかけて毎週のように通った場所だ。なんども歩いていたのに、ここの記録はホームページに全く記載していないことに気がついた。花のページだけは一部作っていたが....。



同行: 女房殿

 

コースタイ

1346 山形側駐車場、1356 木道入口、1418-21 避難小屋(祠往復)、1429 出口看板、1436 遭難碑、1455 駐車場

よくあるように宮城県から山形県に入ると天気が好転した。歩くのは久しぶりだが、数年前に車で前を通りすぎたとき、通行制限のロープ、木道、案内板などを見かけたのでかなり手入れがされたことは知っていた。実際に歩いたのはこれが初めてだ。いつも歩いていた所が封鎖され、すべてのコースを木道で歩くようになっていた。湿原保護のためにはこの方がよいことは間違いないが、やはり自由に歩き回れた時代が懐かしい。最近は多くの人が訪れているのだろうが、10年前は人に会うことはほとんどなかった。杉ヶ峰を越えないと行けない芝草平と比べても全然見劣りしないすばらしい湿原なのに、そしてほとんど歩かずに湿原に入ることができるのに、なんとも勿体ないことだと思っていた。しかし、一方では人に教えたくないような気持ちもあり、複雑だった。

この日は、これまであまり気にしなかった中丸山をしっかりとカメラに収め、熊野岳、刈田岳との関係を確かめておく。


避難小屋を過ぎ、道路を横切って溝の脇の登山道を歩く。ウメバチソウなどの反対側では見なかった花が出てくる。溝の中にこれまで見たことのない甌穴のようなえぐれたあとができていた。クラーク氏と阿部氏の遭難碑がある。1956年に頂上から坊平までの長距離スキーコースを開発するための調査中に吹雪で遭難したものだ。このあとしばらくして出発した駐車場に戻る。


咲いていた花などは別ページ「花」にまとめたが、名前だけはここに載せておこう。

駐車場=遊歩道入口: ヤマハハコ、ススキ、ミヤマアキノキリンソウ、マイズルソウ(実)、トウイチソウ、オヤマリンドウ、イワショウブ、キンコウカ(枯)


遊歩道入口=避難小屋: コバイケイソウ(枯)、イワショウブ、オヤマリンドウ、チングルマ(実)、ヤマハハコ。

避難小屋=遊歩道出口: シラタマノキ(実)、アカモノ、トウイチソウ、イワショウブ、ハイネズ(実)


遊歩道出口=駐車場: ウメバチソウ、ネジバナ、ニガナ、リンドウ、オヤマリンドウ、イワショウブ、コバイケイソウ(枯)、ゴマナ、シラタマノキ(実)、オオバコ、ナナカマド(実)、ヒヨドリバナ





熊野岳方面を背に避難小屋





日本庭園のような別天地




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