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2006. 02. 14 折爪岳
 


東京に出たついでに八戸まで足を延ばし、友人を訪問しながら、いくつかの山に登ることとした。先方の都合が変更になったので、最初に折爪岳に登ることにした。


同行: 単独

コースタイ

1030 八戸駅、1120-1131 折爪精密で駐車、1205-1225 コロボックルランドで昼食、1230 登山口、1355-1402 峠(南側の小ピークを往復)、1420-1428 展望台、1455-1500 折爪岳(852b)、1530 峠、1607 登山口、1633-1645 駐車場、1725 八戸駅

予想外の暖かさで、気になっていた車の運転は問題なかった。江刺屋小学校を通り過ぎたあたりで、車をそれ以上進めることが躊躇されたので、広い駐車場に停めさせてもらう。あとで聞くと折爪精密とのことであった。霧雨のような中を歩き始める。高速道路を越えた辺りから踏みあとがなくなってきたのでワカンをつける。すぐに、コロボックルランドのツリーハウスなるものが目につく。雨を避け、腰も掛けられるので、歩き始めて間もないが昼食とする。ガスコンロでスープを作っていたら、火が消えてしまった。ガスはまだかなり残っていたので、寒さのためだろう。

一応の腹ごしらえができたので、林道沿いに歩き始めると間もなく登山道の標識が出てきた。急な崖になっており、とりつく島もないようであったが、多分夏は子供達も沢山登っているような山なので、道が分からないことはあるまいと、よじ登る。案の定、すぐに道らしき切り開きがはっきりと分かり、あとは迷うことはなく登るだけとなる。少し陽が差し始め、雪に埋もれた下の盆地もなんとか見える。林道へでる分岐点を3度ほど見送る。階上岳らしき影がうっすらと見えるが、カメラを車に忘れてきたので、写真は撮れない。忘れたのが展望のきかない日でよかった。

ウサギの足跡はそれこそ無数に残っている。ブナ、コナラ、ヤマザクラ、ミズナラなどの木が目につく。道はジグザグの繰り返しで、ここを帰るなら直滑降で降りるのがよいなと所々で目星をつけておく。カラマツやアカマツが増えるあたりになると雪が重くて、ワカンの裏に団子が頻繁にくっつくようになり、煩わしい。

峠に出るとさすがに風が強くなり、多少の寒さを感じるようになる。いくら風があっても雪が重いので、足跡が消える心配はないので気が楽である。地図も持たずに歩いてきたので、頂上の位置が分からない。多分右側と思ったが、左にもピークがあるので、まずそちらに登ることにする。小ピークにつくとさらにその先により高いピークがある。振り返って北側を見ると展望台が見えたので、行くべき方向が確認できた。峠にもどりそのまま展望台を目指す。2時間近く歩き続けたので、少し休憩して甘いものを口に入れる。そこから頂上までの間にもう一つの展望台があったが、それをやり過ごして、車の道らしきものを越え、頂上に着く。何本ものアンテナが林立する電波の中継地点である。名久井岳が辛うじて分かる程度の展望である。

車を出てから正味3時間ほど歩いているので、万一同じ時間が必要になったとすると、駐車場に18時となる。誰にも会わない山で万一のことがあるとまずいので、早々に同じ道を引き返すことにする。林道を歩くといくつか滝などもあるらしいが、大したことはないだろうと考え、尾根道を直滑降で下る魅力の方を採用する。時々ズボズボと足を踏み抜くがやはり早い。登りの丁度半分の時間で登山口に降りることができた。新幹線で通るたびに、存在感のある姿を見せていた山に登ることができた。展望もなく、ベタベタの雪には閉口したが、まあよかったとしよう。



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