2003. 06. 14 川桁山・天狗角力取山
女房殿は午前も午後も用事があるというので、2000.11にひどい目に会った川桁山に今度は登山道で再挑戦。
同行:単独
コースタイム
0905 登山口、1010 小田峠、1045 峠、1055-1120 川桁山(1413b)、1150 小田峠、1252-1300 天狗角力取山(1327b)、1354-1400 登山道、1420 登山口
観音寺川に沿って車を進め、登山口で駐車。前回確認した登山道を登る。ガスにつつまれているが、道があるのでどんどんとはかどる。色々と花もあり、退屈しない。沢を離れて右側の尾根へ急坂を登ると小田峠へ飛び出す。
小田峠
ここで方角を南西へと急転させ少し下る。その後また200b程の急登。1360bで尾根に出るが、前回のときにはこの近くまで来ていたのではないかと想像していた。それを確かめたかったが、できそうにもないので、一路頂上への緩やかな尾根道をたどる。イワハゼ、ツマトリソウ、マイヅルソウが彩りを添えている。頂上でもガスが濃く、何も見えない。西側が切り払われており、磐梯山を見せるようになっているらしい。想像で楽しむ。鳥の声と風の音だけの静かな山頂で、少しゆっくりと食事をしてから下る。
川桁山山頂
単独男性と中高年夫婦が登ってくるのに出会う。小田峠まで下りても12時前だったので、天狗角力取山も登っておくことにする。3種類の赤布がぶら下がっているので、多少は登っているらしいが、道は全くない。布も役に立つというほどではない。色々な障害物を乗り越えて、45分ほどで傾斜がゆるむ。やがて頂上らしきところに到達する。空き缶が木の枝にぶら下げてある。少しガスが動き始め、周りの状況も少し分りはじめる。120゜方向により高いピークが見えたので、ここが間違いなく地図にある天狗角力取山と判断した。しかし本当はどちらが頂上なのだろうか。来た道を下りだすと川桁山も姿を見せ始める。20分程まではしっかりと目印の枯木をトレースしていたが、立派なブナの木に出会い、その写真を撮ったときだろう、方向を見失った。
ブナの木の向こうに川桁山
ひどいヤブに突入してしまったので方向を修正したが、そのとき修正しすぎたらしく、小田峠より南の方角に下りているようであった。川桁方面が見えていたので、そのような判断もできたが、霧の中ならそれも分らなかっただろう。高度計はすでに小田峠より低くなっている。南寄りに下りる分には差し支えないので、西の方角だけキープしながらどんどん下る。小さな沢に出て、それに沿ってしばらく南西に下るとすぐに登山道に出た。急登の坂はすでに終わっていた。汚れた手を沢で洗ってすぐに歩き始める。登山口まで戻り、近くの沢に冷やしておいたノンアルコールビールを飲んだあと、仙台までノンストップで帰る。この後、またまたウルシかぶれが出て、数週間難儀のときを過ごす。これだけひどい目に会っても、暑いのを我慢して長袖のシャツを着る気にならない性分はどうしようもない。