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2001. 09. 30  金峯山
 


午後から鶴岡である会議までの時間を利用して摩耶山を考えていたが、最近少し無理しすぎなのと昨年の太平山の失敗のこともあるので、金峰山(キンボウサン)にとどめる。


同行: 単独

  

コースタイ

0730 金峰神社、0800-25 中の宮、0845-0900 八景台、0905 金峰山(458)、0920 龍神池、0930 頂上近くの三叉路、0945 林道、1000 登山口の鳥居、1030 湯田川温泉

一番バスの時間が遅いので、タクシーで青龍寺(ショウリュウジ)まで行く。役行者が開いたとかで、7世紀からの古い歴史をもっている。吉野から神仏をわけて貰ったという修験道の寺で、つい2週間前の吉野行きと深い関係のある所だった。なかなか味のある道で楽しめた。杉の大木のなかに色々の石碑があり、某先生の墓とか歌碑とかが非常に多い。致道館の存在とも関係し、文化的な土地柄なのであろう。雨水でえぐり取られた花崗岩の道が続き、比叡の雲母坂とよく似た雰囲気である。あまりの浸食に耐えかねたか、所々コンクリートで固められていたのもやむを得ないという感じ。中の宮も落ち着いた気分のよい所で、江戸時代の僧と致道館の学者の友情を記念したという痊琴碑(エイキンヒ)のある谷川まで下りてみる。さらに登っていくと展望のよい八景台にでる。名前から判断して八方が見えるのかと思っていたが鳥海方面だけ。そのかなり右手に丁岳(1148)、胎蔵山(729)、さらに離れて大森山(781)など。ここで唯一のハイカーに出会う。しばらく楽しんでから頂上に向うが、奥の宮があるだけで眺望は全くない。

すぐに湯田川温泉に向ったが、すぐに下りてしまうのも勿体なくなり、もう少し母狩山(ホカリヤマ)の方へ歩いてみる。月山が見渡せるような場所を期待して歩いたのだが、木の間隠れに見えるだけ。しかしとても気持ちのよい尾根道だった。龍神池という所で引き返す。下りの途中で林道が延びてきていたところに出たが、それ以後はあまり歩かれていないのか草がかなり伸びて歩きにくかった。リンドウを一本だけ見る。登山口に出たあとは、名産の孟宗竹の林の広がる村の道を30分歩いて温泉街にでる。ここにも古い歴史の由豆佐売神社がある。共同浴場に入るが、豊かな湯量で気分がよい。バスの時間まで、梅林公園に登り、鳥海山をつまみに缶ビールで至福の時を過ごす。時間に余裕のある歩きを楽しむ年になったのか。





青龍寺


 


登山口




中の宮

 


中の宮


えい琴の碑


 


鳥海山を望む


 


藤沢部落から金峯山
 


由豆佐売神社





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