1998. 12. 03 北霊仙山
法事で彦根に来たついでに、米原に泊まり、霊仙登山を計画する。
同行: 単独
コースタイム
0705 上丹生BS、0715 登山口、0740 一ノ谷分岐、0756 くぐり岩、0805 漆ヶ滝、0825井戸ヶ洞、0835 四丁横崖、0850-55 経ヶ塚(北霊仙山)(1040)、0920 4合目、0930 1合目小屋、0936 林道、1005-08 醒ヶ井養鱒場BS
コースタイムは5時間余りとあるので、結構なハイキングらしいが、登山の準備はなくジョギング姿で歩く。米原で朝早くタクシーを探したが、全くなく、30-40分ウロウロしたあげく、バスの時間となったのでそれを利用する。彦根での1100からの法事に間に合わせるには、上丹生を1008に出るバスで帰らねばならず、3時間しかない。行けるところまでと思い、早足で飛ばす。白い花崗岩で埋まった沢を東へ東へと登り、漆ヶ滝を過ぎてすぐの二股で右の方に曲がり、今度は南へ登っていく。ほとんど周囲を見ることもせず、ただひたすらに歩くという変則登山。四丁横崖で尾根に出てしばらくすると展望が開け、無理してここまで来た甲斐があったと思った。南に鈴鹿の藤原岳、ほぼ真北に伊吹山、その右肩は貝月山か。ほぼ真西に比良山。ここで引き返すべきだったが、経ヶ塚のピークが余りに近くに見えたのと、そこに立ち寄れば別ルートで下れるという魅力があったので、無理をして3つのピークの内の一つに立った。最高峰もすぐ近くなのだが、とても行っている余裕はなく、カロリーメイトをかじっただけで、養鱒場へのコースを下り始める。走れる所は全て走るといった下り。ぬかるんだり、笹に足をとられたりしながらも、転倒することなく下りられたのは幸運だった。林道にでた所で3.4kmとの標識があり、残り30分あったので一安心したが、それでもかなりの部分を走り続け、やっとバスの発車時刻3分前に醒ヶ井養鱒場のBSに着くことができた。下山中に一人の鳥観察の人に出会っただけだった。米原でコインロッカーから荷物を出し、すぐ発車した列車の中で、5分で着替えて、無事彦根着。かなりスリリングだった。