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1997
. 9. 12-14  Zermatt周辺 



Essenでの会議とその後のHelsinki訪問の間を利用して、ちょっと遠回りになってしまうが、週末をスイスで過ごす。


同行: T氏、M氏


9/12  Gornergrat

コースタイム

1355 Sunnegga、1455 Flualpへの分岐、1545-1555 Gruensee、1630 2358地点の無人駅、1710-1907 Gornergrat。

Flutigenを過ぎる辺りから高い山が見えはじめる。Brigで乗り換えてからしばらくするとBreithornが見えはじめ、Ramda手前でWeisshorn方向に高い山がすぐそこに見える。

Zermattで宿を決め、荷物をおいたついでに、明日にBreithornに登りたいので、ガイドやピッケルなどを手配しておきたいと話すと、すべて手配しておくから心配せずにハイキングしてこいとのこと。初めは、町から歩くつもりだったが、Sunneggaまでロープウェイで登ってそこで昼食を取れとの、宿の人の強引な勧めに乗ってしまう。もちろんその方が効率が良いのは分っている。

Breithorn(4164)、Matterhorn(4478)、Ober Gabelhorn(4063)、Zinalrothorn(4221)などが林立するのを眺めながらかなり待たされたのちSunneggaでの食事を終える。そのあとはロープウェイに乗らずにすぐに歩き始める。多少花も残っている。Dent Blanche(4357)と思っていたのが、Ober Gabelhornであることはすぐに分ったが、とうとうDent Blancheの頂上は最後まで顔を見せなかった。Rimpfischhorn(4199)、Strahlhorn(4190)が見え始める。Fluealpの小屋まではいかずにGruenseeの方向に向かう。Matterhornにはガスがかかり、光の加減も悪くなるが、それでも最高の気分の散歩となる。RiffelbergとRiffelalpの中間の2358地点の従業員用の登山電車の駅に出てしまう。一駅無賃乗車させてもらい、Gornergratに向かう。

さすがにスイスで1,2を競う展望台のことだけはある。素晴らしい光景が広がる。今まで見えなかったPollux(4091)、Castor(4226)、Liskam(4527)、Monte Rosa(4634)などが一気に顔を出す。歩いて登ると、さらに感激は数倍もあっただろう。Allalinhorn(4027)、Alphubel(4206)、Taeschhorn(4491)、Dom(4479)の方向は頂上が見えないが、Weisshorn(4505)がとうとう頂上まで晴れる。2時間も展望を楽しんで、最終電車で下りる。Riffelbergより夕日を背負ったMatterhornが雄大。帰るとガイドのアレンジがうまくいっていないとのことで、がっかりする。




Gorner gletscherとLiskamm


 

Gruensee




Monte Rosa, Liskamm, Castor, Pollux, Breithorn




Gornerrat

 


Monterosa




Zinalrothorn, Weisshorn



9/13  HirliからStafelへ 


コースタイム

0815 Zermatt、0900 Zumsee、0933 Hermettji、1100-25 Schwarzsee、1320-45 Matterhornの付け根(2960)、1455-1515 Stafel、1610 Zmutt、1705 Herbrigg、1720 Zermatt。

天気もよくないので、Hoernli小屋を目指すことにする。ロープウェイをやめて下から歩こうと提案する。クロッカス、ツリガネニンジン、ヤナギランその他の色々の花が所々に咲いている。Schwarzseeへの最後の登りで少しテンポが悪くなり、休憩後には口のなかがカラカラで舌が動かなくなるくらい。同行者に脱落宣言して後からゆっくり登るが、しょっちゅう水の補給が必要で、Hirli(2889)をこえ、2960付近の分岐点に来た所で、それ以上登るのをあきらめる。一種の高山病だったのかもしれない。小屋まで行くことに、それほどの執着はなかったので、2人が小屋まで登り、大満足したという話を聞いても、それほど羨ましいとは思わなかった。

そのまま、ロープウェイで下るのも面白くないので、Stafelへの道を取る。これもなかなかのもので、十分満足する。途中の滝で水筒に水を補給して一安心。Stafelでビールを飲んで、その後乾きは完全に止まる。Zmuttもなかなか味のある村であったが、その後の高巻きの道も素晴らしかった。




Zumsee







Zmutt

 


Zermat




Matterhorn

 


Matterhorn


Zermattにおりてから、ガイド組合で話を聞き、山岳博物館に行き、宿に戻ると、ちょうどMatterhornが夕日に輝き、素晴らしい眺めとなっていた。


9/14  Findelbach


コースタイム

0810 Zermatt、0915 Ze Gassen、0920-25 Findelbach、0955 Findelbach駅、1010 Winkelmatten、1030 Hotel、1115 Brigへ

予報に反して天気はよくない。同行の二人は先に帰ったが、こちらは早く出ても仕方がないので、しばらく散歩することにする。WinkelmattenからRiffenalpへ行こうと思ったが、意外に長いコースタイムなので、あきらめる。Ze GassenからFindelbachを越え、Zermattに戻るというコース取りをしたが、結果的にはすばらしい散歩となった。Findelbachに下りて沢に手をつけると10秒と持たないくらいの冷たさであった。下るにつれて青空が出るようになる。Hotelに戻った時間もぴったりで、シャワーを浴びる時間もなかった。

汽車に乗ると、下るにつれて展望はだんだんとよくなる。前回のGrindelwaldの再現のようだった。Brigからの汽車で食堂車に行くと、Zermattから同じ車両にいた女性が同じテーブルに座り、色々と話し込む。アフリカからネパール、セイロンまで、旦那さんと車で6ヶ月も旅行をするといった人で、各国の習慣、宗教の話までなかなか面白い。子供が5才のときにBreithornに登らせたとか。Thuner Seeの所で一瞬であったが、頂上まで晴れ渡ったJuengfrau3山に出会え、感激する。




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