1972. 04. 01 - 02 木曽駒ヶ岳・宝剣岳
同行: 単独
4/1 千畳敷まで
二つ玉低気圧が去った後の好天に恵まれ、すばらしい春山を堪能する。シラビ平からすでに南アルプスが広がっている。千畳敷までロープウェイに乗る。ブラブラしながら、晴れた宝剣岳を背にスキーヤーが楽しんでいるのを見る。見ているだけでこちらまで幸せになる。
シラビ平から南アルプス 間の岳、農鳥岳、広河内岳、北荒川岳、塩見岳(広河内と北荒川の中間に、二児山と大松尾山) |
阿弥陀岳(中山乗越で) |
千畳敷から南アルプス (詳細な同定は展望のページをご覧ください) |
宝剣岳を背景に千畳敷カールでの春スキー |
4/2 木曽駒ヶ岳、宝剣岳
快晴。朝早く日の出を拝んでから出発。コルより木曾駒ヶ岳(2956b)に登った後、宝剣岳(2933b)へ向かう。稜線のナイフリッジは誰も歩いた形跡がない。雪庇が発達している上に両側がすっぱり落ちており、かなり緊張する。宝剣岳の頂上からは、鋸、甲斐駒から始まり赤石、聖、上河内にいたる南アルプスがすばらしくよく見える。またこれまで全くなじみのなかった空木岳、南駒ヶ岳などの中央アルプス南部がどっしりと構えているのを見ることができたのに感激した。
宝剣岳での写真が一枚も残っていない。途中は歩くのに精一杯だったにしても、頂上でも全く余裕がなかったということはないだろうから、カメラかフィルムに原因があったのかもしれない。
その日のうちに下山して帰る。
千畳敷での日の出 |
コルに向かって登る |
三沢岳を背に登る |
分岐点から見た宝剣岳 |
木曽駒ヶ岳から中央アルプス南部 宝剣岳、檜尾岳、空木岳、赤梛岳、南駒ヶ岳、熊沢岳 |
雪庇やナイフリッジに神経を使って宝剣岳を目指す |