1970. 04. 01 - 02 赤岳・阿弥陀岳・天狗岳
東京での用件を済ませてから夜行に乗り、茅野から八ヶ岳に入る。
同行: 単独
4/1 美濃戸口から赤岳、阿弥陀岳を経て、赤岳温泉まで
茅野=美濃戸口−赤岳鉱泉−中山乗越−行者小屋−赤岳石室−赤岳(2899b)−中岳(2700b)−阿弥陀岳(2807b)−阿弥陀岳と中岳のコル−行者小屋−赤岳鉱泉
茅野から美濃戸口まで一番のバスに乗り、終点から北沢に沿った気持ちのよい道を赤岳鉱泉まで入る。天候もよく、時間も早かったので、宿泊を頼んだあと、そのまま中山乗越から行者小屋、地蔵尾根を経て、横岳と赤岳の間の稜線に出る。ここからの赤岳はもっともお気に入りの姿の一つだ。赤岳石室(現赤岳展望荘)を経て、赤岳へ登る。ちょうど歩きやすい雪の量で夏よりむしろ楽な感じで頂上につく。権現岳・西岳の先に、南ア、中ア、御嶽、乗鞍がずらりと並んでいる。帰りは、中岳から阿弥陀岳への道を進む。途中が一部ナイフリッジになっており、少し緊張する。阿弥陀岳から引き返して阿弥陀岳と中岳のコルから北へ下り、行者小屋を経て赤岳鉱泉に戻る。全登山の中でも、会心の1日といえる日だった。
赤岳鉱泉への東沢の道 |
阿弥陀岳(中山乗越で) |
赤岳(赤岳石室が稜線上に見える) |
横岳 |
峰の松目、蓼科山、北横岳方面 |
赤岳からのパノラマ(権現岳、編笠山、南アルプス、西岳、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳)
赤岳から阿弥陀岳 |
少し下ってからの中岳と阿弥陀岳 |
横岳 |
中岳から阿弥陀岳 |
少し緊張したナイフリッジ |
阿弥陀岳から赤岳 |
阿弥陀岳からのパノラマ(蓼科山、北横岳方面、茶臼岳、天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳)
横岳と赤岳の間に御座山
4/2 赤岳鉱泉から硫黄岳、天狗岳を経て、渋ノ湯、笹原まで
赤岳鉱泉−赤岩の頭(2656b)−硫黄岳(2742b)−根石岳(2613b)−東天狗岳(2640b)−中山峠−渋ノ湯−笹原
赤岳鉱泉から、硫黄岳、天狗岳、中山峠をへて渋ノ湯へ下山。春の山ののどかさを満喫。氷を食べすぎたため腹具合がよくないというメモが残っている。さらに笹原まで10kmほどの車道を歩いた。バスは渋ノ湯まで入っていたと思うが、よい便がなかったのだろうか。
ほとんど人と出会っていないように覚えているが、何枚かの写真に自分の姿がある。最近は興味がないが、この頃は記念写真を残しておきたかったのだろう。セルフタイマーで撮ったのかもしれない。二日目も天気がよかったはずだが、写真が残っていない。