2025. 09. 26 深山
連日、熱中症警告の日が続き、とても低山ハイクをする気にはならなかった。3ヶ月ぶりの軽ハイキング。2年前に、女房殿と園部駅からバスに乗り、るり渓を遡って温泉に行くことを計画したが、JRの遅れで山陰線に乗り損ね、京都府立植物園に行った。そのときに比べ、女房殿の体力が衰えてきたため、日生中央からの送迎バスを利用して温泉だけを楽しんでもらい、こちらもるり渓を省略して深山だけに登ることとした。
同行: 単独
コースタイム:
1035-45 るり渓温泉BS、1105 登山口、1117 P641b、1136 天王分岐、1215-30 深山 791b、1257 ケルン、1310 天王分岐、1337-41 登山口、1400-20 るり渓温泉BS
女房殿と別れ、自動車道を登山口まで歩く。ゴルフ場の横をしばらく登って行く。深山への案内板が実に頻繁に出てくるので迷いようがない。P641bを過ぎ、天王への分岐あたりから雨が降りはじめる。持っていたペラペラのビニール製のコートを着て、ザックにもカバーを掛ける。ススキが道にかぶさっているところが何度も出てくる。道を見つけるのは難しくないが、ズボンやコートが大げさに濡れるのには閉口した。道幅が広くなったススキの草原は気持ちよく歩ける。前方に雨量観測所の大きな建物が見え、山道は左手を走っていた舗装道路と合流する。ゲートを通り抜けると深山宮の鳥居と大きな岩のある小さな丘があるだけで、本殿のようなものはない。神社本庁に属さない神社だそうだ。展望はすばらしいらしく、4枚の展望図が設置してあった。描かれている山は、ごく遠方のいくつかを除けば登った山ばかりなので、どれ一つ見えないのは残念だった。雨量観測所の横で雨を避けながら昼食を摂る。
下山は舗装道路から山道に戻るポイントを見過ごし、かなり下ってから左手の尾根に戻る。その後、道が二つに別れていて、登ってきたのは西側であるのを覚えていたが、左の方が幅が広く、いずれ合流するのだろうとそちらに入って行く。しかし、しばらくしても元の道に出そうになく、どんどん離れていくようなので、若干の藪漕ぎをして正しい道に戻る。こんなミスでもYAMAPがあるので、不安がない。あまりの標識の多さに、迷うことがないと思っていたが、肝心の分岐にはなにもなかった。ケルンのある広場に戻ってくると雨も上がり、やや周りが見えるようになった。遠方の山は無理だが、後方の深山を初めて目にすることができた。女房殿との慣れないスマホの電話もなんとか肝心な所で繋がり、心配させずに済んだのはよかった。登山口に下りて、荷物を整理してから温泉に戻る。14:20の日生中央行の送迎バスに乗れるので、それで帰ることにした。自分としては温泉に入り、るり渓のさわりだけでも歩きたいところだったが、女房殿は次のバスまでの2時間を過ごすすべがないので、それに合わせた。結果的には、こちらも早く帰って落ち着いたのがよかった。
![]() ゴルフ場の脇を登る |
![]() 雨にけぶるススキの原 |
![]() 雨量観測所 |
![]() 鳥居 |
![]() 岩を従えた深山宮 |
![]() ケルンのある広場から深山を振り返る |