2025. 06. 04 黒岩谷西尾根・六甲山・魚屋道
腰痛は少し回復してきたので、やや本格的なハイキング。最初は、ルートハンティングのため最高峰から小川谷へ回ることを考えていたが、やや長い距離になるので、黒岩谷西尾根と六甲山最高峰付近の未知ルートを歩き、有馬に下りることにした。
同行: 単独
コースタイム:
0830 東お多福山登山口BS、0900 土樋割峠、0929 割れ岩、1007 小広場、1030 一軒茶屋、1030-42 ドライブウェイへ往復、1052 六甲山 931b、1055 白石谷分岐、1118-55 四ツ辻、1207 魚屋道、1245 瑞宝寺谷分岐、1250 トンネル跡、1300 炭屋道分岐、1331 虫地獄、1339 炭酸水源泉、1349-1401 金の湯足湯、1410-23 有馬温泉BS
ウツギ、ベニウツギ、コアジサイ、エゴノキなどの花を楽しみながら、久しぶりの土樋割峠に着く。土樋割峠を通り過ぎるとすぐに四ツ辻になっており、左に下りると本庄堰堤から七曲り登山道へ続き、正面の踏み跡を分け入ると六甲越から流れ落ちる住吉川に出る。それを渡渉して直進するとこの日の目的の黒岩谷西尾根に取付ける。右手にも上流に向けて道があったのに無視したが、少し探索すべきだった。多分少し上の小堰堤の標高が639bで、ここから635bの土樋割峠へ土樋を渡して住吉川の水を芦屋川に導いたに違いないので、何らかの遺物が残されているかもしれないと思ったから。黒岩谷西尾根は、山と高原地図にも六甲全山縦走マップにも出ていないが、よく使われているらしくとても歩きやすい道が一軒茶屋まで続いていた。取り立てるような景観も岩場もなかったが、やはりベニドウダン、モチツツジ、コオニタビラコ(?)、ヤマツツジ、小さな漏斗型の白い落花があった木(ツクバネウツギ属でもスイカズラ属でもないだろう)などが次々と現れるので飽きさせない。一軒茶屋に着いたが、この日は一人の姿も見かけない。水分だけ補給して山頂に向かう。途中でドライブウェイに出る連絡路が目についた。ここを歩いたかどうかはっきりしなかったので、念のために往復する。階段が延々と続く道であまり記憶にないので、おそらく初めてだろう。往復に10分ほどかかった。
![]() 土樋割峠(右手の階段は蛇谷北山へ) |
![]() 正面の踏み跡の先が住吉川 |
![]() 黒岩谷西尾根の大岩 |
![]() 急坂が終わり小広場 |
![]() 一軒茶屋 |
![]() 電波塔が見えた所で南西に下る |
![]() 石段が続く |
![]() ドライブウェイに着く |
六甲最高峰の広場には数人の人が昼食を摂っておられた。透明度が低く、ガーデンテラスが霞んで見えた程度だったので、すぐに先に進む。ここから北の方へ延びるハイキング道を歩いたことがなかったので、ここも今回の目的のルート。いつ頃できたのだろうか。すっかり定着しているようで、ちょっとの間に数組のハイカーと出会った。魚屋道に出ずに白石谷に下りる道を辿ってから魚屋道に出ることにした。入口にはなんの案内もなかったが、踏み跡はしっかりしていた。黒い幹の木が鬱蒼と立っている林は気分のよいものだ。またしてもYAMAPの軌跡が取れなくなり、思っていた地点よりかなり下っているような感じがしたが、途中で右手に折れる所もなかったので、そのまま下りて行く。やがて前方に小さな空き地が見えた。そこが予定していた四ツ辻で一安心する。直進すれば白石谷、右折すれば魚屋道、左にもしっかりした道があったが、どこに繋がるかは見当がつかない。気持ちのよい所だったので、昼食休憩とする。
![]() 六甲山山頂 |
![]() 山頂からガーデンテラス |
![]() 北に進む道 |
ここから白石谷方向へ入る |
![]() 黒い木の群像 |
![]() 四ツ辻にプレート |
あとは有馬まで問題ないと思ったが、魚屋道に出るまでは結構細い藪道で、深山の趣のあるトラバース道だった。10分少しで魚屋道に出る。温泉街に出るまでの見どころは、コガクウツギとコアジサイの群落。温泉街で炭酸泉源公園に初めて立ち寄った。水道の蛇口を捻ると炭酸の味がする水を飲むことができたのはよかった。帰りは神鉄でなく、さくらやまなみバスで夙川に出る予定にしていた。温泉に入るには中途半端な時間となり、金の湯の前の足湯に入り、足の疲れを癒した。
![]() あやしげなトラバース道 |
![]() この隙間から魚屋道に出た |
![]() 虫地獄 |
![]() 鳥地獄 |
![]() 炭酸泉源 |
![]() 金の湯の足湯 |