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2025. 04. 25  一王山、坊主山



少し前からの腰痛がひどくなり、整形外科に行った。変形性脊椎症のための筋肉痛が起こっていること、家では痛みが強いのにハイキングができるということは大いにあり得ること、ハイキングに行っても構いませんとのことだった。それで、無理するのはよくないだろうからと半日のルートハンティング山行を計画した。

 

同行単独

コースタイム

1317 神大国際文化学研究科前BS、1323 一王山登山口、1330 一王山 134b、1335 登山口、1340 一王谷の橋、1344 小公園、1353 新神戸変電所、1359 坊主山登山口、1405 破線路分岐、1420 国宝出土地と展望所の分岐、1423-35 展望所(篠原線#4)、1442-1450 P246.5(篠原線#5)、1455 桜ヶ丘銅鐸出土地、1458 破線路登山道に合流、1526 急斜面が終わり黄と黒のテープ、1529 登山道に復帰、1548-52 坊主山 376b(六甲線#4)、1558 渦森台へ、1613-21 新神戸線#6、1626 渦森台、1630-35 渦森台BS、1652 JR摂津本山駅前BS

一王山は十善寺から二度ほど登ったが、西側からでも登れることが分ったので、まずは簡単に西側からピストンする。道路にはなんの案内もなかったが、それらしき階段が目に入ったのでそこから登って行く。すぐに見覚えのある祠の所に出て、北に向かって少し登ると頂上に着いた。同じ道を引き返して舗装道路に下り、右手に進み、一王谷の橋を渡って御影山手の方へ進む。ベニバナトキワマンサクが満開の小公園から、新神戸変電所へと進み、国宝桜ヶ丘銅鐸・銅戈(どうか)という標柱の立っている所から山に入って行く。神戸市が登山道の整備に乗り出したのが2023年とのことで、以前にここを歩いたときはこの標柱はなかったかもしれない。坊主山にも何度か来ているが、いつも六甲線の送電鉄塔がならぶ南東尾根を歩いているので、この日のP246.5を経由する南尾根コースは初めて。



一王山の西側登山口




十善寺からの道と合流




頂上直前の祠




一王山山頂




一王谷を覗き込む




小公園のベニバナトキワマンサクとモチツツジ




新神戸変電所




桜ヶ丘銅鐸・銅戈出土地の案内


逆U字型の地形図の破線路は廃道に近くなっており、ショートカットの道がつけられていたのでそれを利用する。ちょっとした階段を下りる時は腰にひびいて辛いものがある。銅鐸出土地と展望所を選ぶ三差路が現われ、まずは展望所に向かう。すぐに篠原線#4が立つ展望所に着く。いつものように春霞でそれほどの好展望ではない。引き返してP246.5に向かうと銅鐸出土地へ案内する標柱があったが、そのままピークに向かう。先ほどの続きの篠原線#5鉄塔があり、すぐ南に別系統の鉄塔があったが、素性は不明。

すぐに坊主山に向かう道もあったが、先ほどの標柱まで戻り、銅鐸出土地に回る。もちろんなんの出土品があるはずはなく、出土したときの地形も変形しており、説明板があっただけ。弥生時代のもので、かなりの点数の銅鐸・銅戈がでたので貴重らしい。そこを通り過ぎるとすぐに地形図の破線路の上に出る。しばらく気楽な登山道を登って行ったが、そのうちあまり歩いた跡のない急斜面を、ときに四つん這いになりながら登るはめに陥った。どうも、毎回一度はこのような苦労をするのが習性になっているらしい。急な登りでも腰に痛みが感じないのが不思議だった。急斜面が終わった所でYAMAPを見る余裕ができた。やはり破線路の少し西側を歩いていた。しかし、そこには黄と黒色のしっかりしたテープが太い幹に巻かれており、気が楽になった。東方向に修正しながら登って行くとまもなく登山道に合流。その後は坊主山までの普通の登山道を登って行く。六甲線#4の鉄塔があり、そのすこし先が坊主山の頂上となる。

頂上から北に進み、渦森台へ通じる道へ右折する。これも初めてだが、立派な標柱が立っており、北側から下りてきたときには渦森台へ行くのが順路との表示になっていたのに驚く。はっきりしないが、多分地形図の破線路より北側を歩いていたのではないだろうか。ほとんど下まで降りたときに右手すぐのところに鉄塔が見えたので、立ち寄って行く。初めはどうもなかったが、鉄塔間際になって大変な藪漕ぎを強いられてしまった。やっと藪を過ぎると立派な道があり、そのそばに新神戸線#6の鉄塔が立っていた。その道を北に進むとスノーフレークの花が咲いており、ウグイスの声を今年初めて聞いた。よく知った四ツ辻を右手に曲がると、すぐに渦森台だ。バス停に向かう道から、沢の対岸に先ほどの鉄塔がすっくと立っていた。



展望所も篠原線#4鉄塔




P246.5の篠原線#5鉄塔




桜ヶ丘銅鐸・銅戈出土地



ルートミスののちに辿り着いた平坦地のテープ




坊主山山頂




北側から見たコルの標識(渦森台への道が順路)




藪をかきわけ辿り着いた新神戸線#6の鉄塔




スノーフレーク




渦森台への出口のエノキ




東側から見た新神戸線#6の鉄塔




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