2025. 04. 19 シラケ谷、寒天山道
シラケ谷と小川谷を組み合わせた山行を考えたが、若干の問題もありそうなので、T氏に付き合ってもらう。実際には、沢登りという部分は全くなかったので、なんの問題もなかった。
同行: T氏
コースタイム:
0850 神鉄唐櫃台駅、0907 高速道下、0917 東山橋、0940 猪ノ鼻小橋、0946 長尾谷分岐、1000 仙人谷第二堰堤(シラケ谷林道入口)、1028 奥山谷ポンプ場、1114-47 仙人窟跡、1200 六甲山の上美術館、1229 森の音ミュージアム、1240-1300 ヴォリーズ六甲山荘、1328-48 ケーブル山上駅、1408 油コブシ分岐、1446 神戸港線#2、1449 新神戸線#7、1451 仁川連絡線#50、1454 仁川連絡線#49、1500-15 渦森展望公園、1521-24 渦森台BS
T氏から、少し体調がよくないので、両方の沢はやめて表六甲に下りることにしないかと提案があった。大賛成なのでシラケ谷だけにした。逢山峡に行くのにいつも有馬口駅から歩いていたが、今回は唐櫃台駅を出発点とし、街中の少しややこしい道を辿る。前方に阪神高速の高架橋が見え、それを潜るとすぐに山道となる。早速コバノミツバツツジが出迎えてくれる。東山橋を渡り林道に合流する。右手に逢山峡を見下ろしながら歩いていると地元の人が追いついてきた。この辺りのことの大変詳しいので、シラケ谷のことなどを聞いておく。猪ノ鼻滝を林道と猪ノ鼻小橋から眺めることができるが、沢の中から撮られた写真の迫力はない。
![]() 唐櫃台から高速道路へ向かう |
![]() 山道に入るとコバノミツバツツジが |
![]() 東山橋から上流方向 |
![]() 猪ノ鼻滝 |
![]() ナバ谷の堰堤 |
![]() 右折するとシラケ谷林道へ |
林道の簡易舗装に積もった泥や落ち葉の上でいくつものタチツボスミレの花が咲いていてその生命力に感心する。シラケ谷が眼下に見えるようになり、橋を渡って右岸に進み、水道施設の建物のそばを過ぎると沢は3本に分かれ、小さな堰堤があった。それを渡って右俣の方へ入って行くと大きな岩盤の溝を小さな流れがあるちょっとした景色がみられた。登山道は尾根筋にあるようなので。左手の斜面をよじ登る。果たして、立派な山道があった。あとは迷うこともなく、急な尾根道を登って行くだけ。瑞々しい色の花と葉のミヤマシキミが一株だけあった。ちょっとした平坦地に出て一息つく。タムシバの花びらが沢山落ちていたが、見上げてもなかなか花は目につかない。そのあとは傾斜も緩み、すぐに仙人窟跡に着く。震災前にはもっと立派だったらしい。ここではタムシバの花を間近に見ることができた。広々とした広場で気持ちよく昼食をとる。
![]() 舗装道路上のスミレ |
![]() 3つの沢の合流点 |
![]() 右俣も興味深かったが |
![]() 急坂が続く |
![]() ミヤマシキミ |
![]() 仙人窟跡 |
山の上美術館はそこからすぐで、舗装道路歩きが始まる。アスレチックパーク、高山植物園の横を過ぎ、森の音ミュージアムの駐車場からブナの道と名付けられた山道に入って行く。途中にあったヴォーリズ六甲山荘に立ち寄る。予想していたより簡素な建物と施設だったが、周りの雰囲気はすばらしいものだった。瓢箪池端にあったトサミズキの大きな株に、黄色く輝く花が満開だった。一旦車道にでるが、できるだけ知らない小径を歩こうと、YAMAPの助けを借りながらケーブル山上駅に向かう。堡塁岩の入口を通ったとき、T氏が何十回も通ったと言っておられたので驚いた。山上駅で買ったアリスクリームを天覧台で食べる。暑い日なので大変美味しかった。最近いつもそうだが、下界はすっきりしない靄に覆われていた。摩耶山方面はなんとか見えたが、須磨方面は全くダメ。
寒天山道で渦森台に下りる。ずいぶん久しぶりだが、懐かしい気がする。油コブシ分岐、高羽道分岐を過ぎ、神戸港線#2、新神戸線#7、仁川連絡線#50と#49といった鉄塔を過ぎると渦森展望公園だ。しばらくベンチで涼んだのち、バス停からJR住吉駅前までバスに乗る。
![]() 山の上美術館 |
![]() 森の音ミュージアム前のタムシバ |
![]() ヴォーリズ六甲山荘 |
![]() 瓢箪池とトサミズキ |
![]() 天覧台から摩耶山 |
![]() 快適な寒天山道 |
![]() 仁川連絡線#50 |
![]() 渦森展望公園 |