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2025. 04. 09  明神山



先週に続きピークハンティングを姫路郊外で。JRで小1時間、バスで40分、登山口まで50分かけてやっと夢やかたの登山口に着く。

 

同行単独

コースタイム

0905 松ノ木北BS、0933 神種(このくさ)橋、0956 夢やかた、0958 A/Cコース分岐、1002 沢の中の大岩、1016 Cコをースに復帰、1020 観音滝分岐、1028 屏風岩、1038-42 観音岩近くのチムニー、1045 C-3、1103 くじら岩、1119 合掌岩、1144 がまん坂、1152-1230 地蔵岳、1315-25 明神山 668b、1355 新展望岩、1402 Bコース分岐、1412 サンタ岩、1419-25 夢展望台、1435 6合目、1439 大熊の頭、1448 西の丸、1503 達磨岩、1509-16 マンモスの背、1529 大黒岩、1541 播磨線#78、1555 Cコース分岐、1644 松ノ木北BS、1500-24 前の庄BS

明神川に沿って長いアプローチを歩くが、行く手に播磨富士とも言われるピラミッド状の明神山の姿を楽しめる。夢やかたという農業公園が登山口になっている。A/Cコース分岐で右手に進みCコースに入って行く。どこで間違ったか、尾根に入らず沢に沿った踏み跡を辿ってしまう。大きな岩が沢を塞いでいた。それを回り込むと小広場のようになっており、踏み跡は途絶えてしまう。YAMAPで確認すると左手の尾根筋がコースらしい。急な斜面をよじ登るとやはり立派な登山道に飛び出した。10分程度のロス。そのあと屏風岩を過ぎるとすぐに幅50pほどのチムニー状の岩が待っていた。隙間に丸太がはめ込まれた階段が20段以上続いており、その先に青空が顔を覗かせているという珍しいスポットだった。多くの人はチムニーが観音岩と言っておられるが、大雌岩というのが正しいのかもしれない。登った後に観音岩という表示があった。その標識の先にある大きな一枚岩が観音岩か。その岩の上を歩くが、左手は谷底まで落ちている岩壁となっている。この辺りからの明神山の姿はコバノミツバツツジを前景に見応えがあった。



セイヨウカラシナと明神山




夢やかた




C-コースと思って辿った沢道に大岩が




登山道に復帰




大雌岩(多分)のチムニー




これが観音岩か


くじら岩はこの辺りのあちこちで見られる馬の背状の岩場。合掌岩を過ぎると傾斜が急になり、虎ロープを右手、左手、両手と持ち替えながら登って行く。がまん坂を我慢して登って行くと地蔵岳の頂上に出る。昼時になったので、倒木に腰を下ろして昼食とする。この辺りになるとツツジの数も減ってきたがここには一本だけ目の前に咲いていたのでよかった。明神山が目の前に聳えており、そこまで登るのは如何にも大変そうに見えたが、コースタイムを調べると25分なので安心した。



くじら岩




コバノミツバツツジと明神山・地蔵岳




合掌岩



地蔵岳(木の陰に明神山)


コルまで下りたあと170bほどの登りとなるが、最後はやはり虎ロープが張り巡らされた急登となり、八丁坂などという札が架かっている。地蔵岳から、コースタイムの倍近くの45分かかって明神山山頂に着く。登りに苦労したということは全くないのに、信じられない。この日の鈍足ぶりを示している。頂上には老人とお孫さんらしい若者の二人連れと一段下のベンチで食事を終えた二人連れと4人に出会った。登りに出会った2人と合わせこの日出会ったのは計6人。老人の方はここの登山道の整備などをやっておられるとのことだった。かなり広範囲の山々を見ることができたが、やや透明度は低く、遠方は無理。北方向に雪彦山とその右後にそれより高い900b級の連山が、東方向には近くの七種山連峰が存在感ある姿を見せ、その左後ろ遠方に千ヶ峰、飯盛山、篠ヶ峰、笠形山といった多可町の山がかすかに見えていた。いつもなら山の姿をスケッチして磁石で方角を記入したり、PeakFinderなどのアプリで確認したりするのだが、この日は帰るのが遅くなるのがいやで、適当に切り上げた。

下山路も最初はかなりの激下り、その後も急坂が少し続く。莇野(あぞの)/馬谷(もうだに)方面分岐、新展望岩を過ぎ、Bコースとの分岐点に。それ以後はなだらかな散歩道。Cコースのような岩場もなくのどかな道となった。サンタ岩という岩があり、なぜこんな所にサンタさんがと思ったが、漢字で書くと三田岩らしい。そのあとの夢展望台からは、視点が低くなったこともあり、七種山、七種薬師、大倉山などがよりスッキリした形で望まれた。下の写真で七種薬師の右にP536.2bのピラミッド、その右にP397.2bが見えており、その二つの間の奥に深山(408.0b)辺りが見えているかもしれないが、ハッキリしない。山頂で見えていた笠形山は七種山の蔭になってしまい見えていない。



明神山山頂




明神山から笠形山、七種山、七種薬師方面




明神山から雪彦山(中央)




サンタ岩




七種山(左)、七種薬師(中央)、大倉山(右)

夢展望岩から



コバノミツバツツジの饗宴


西の丸を過ぎてから達磨岩、マンモスの背、大黒岩などの岩場が出てくる。マンモスの背は明神山の名物で、長い岩場をロープを掴みながら下りるというもの。足場もしっかりしているので、なんの不安もないようだが、念のため巻き道を下る。多分、岩を下る方が早かっただろう。下るにつれて、コバノミツバツツジの他、新緑やサクラが目を楽しませてくれる。播磨線#78の送電鉄塔を過ぎるとすぐに岩屋池の下に出て、夢やかたに戻る。明神山から登山口までのコースタイム1時間3分に対し、こちらは2時間30分。これもとくに苦労したというのでもないので、信じられないほどの遅さ。これからの山行が心配になる。あとはまた延々と舗装道路をバス停まで歩く。16:30のバスには間に合いそうにないが、16時台に何本かあったと記憶していたので、少し早足でバス停に行くが、16:44のバスが出た直後に松ノ木北BSに着く。次は40分後なので、前之庄まで歩いて自販機で冷たい飲み物を買い、時間を潰す。家に戻ったのは19:30とこれまでになく遅かった。



西の丸から明神山




達磨岩




マンモスの背最上部




長大な岩場につけられた虎ロープ




大黒岩




播磨線#78鉄塔



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