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2025. 04. 02  盃ヶ岳、城山、権現山、東城山



六甲のルートハンティングを少しお休みにして久しぶりにピークハンティング。丹波篠山で残っていた盃ヶ岳を主目的に、城山、権現山をレンタサイクルで回り、時間があれば前回苦労した東城山を北側から登ることにした。

   

同行単独

コースタイム

0847-0903 JR篠山口駅 = 0935 浜谷池、1005-08 東屋、1030-40 盃ヶ岳 497b、1112-22 浜谷池/春日社 = 1140 城山南登山口、1157-1228 城山 240b、1235 登山口 = 1255 権現山公園、1304 権現山(ごんげんさん)262b、1317 富山稲荷社、1326 権現山公園 = 1346 岡本病院裏登山口、1401 小曲輪?、1409-14 配水槽?、1425 東城山 289b、1450 登山口 = 1508-12 篠山口駅

一日中曇の予報だったが、駅に降りたときにかなりの雨が降り始めた。レンタサイクルの手続きを早めに終えたが、雨足が強くなり、しばらく様子を見る。係の人が、これは通り雨で2時間も降らないという情報もくれたので、少し雨が弱まった中を出発する。浜谷池に着いて歩きはじめる頃にはほぼ止んでいた。今年になって500bを越える山に行ったのは、国見山、石楠花山、湯槽谷山だけで、久しぶりだが、電車で200b、自転車で60b登っていたので実質は240b。それでも結構な登り。ジグザグに登山道が整備されているので、本当に登ったという感じだったのは頂上の直前だけ。途中の東屋からの展望が素晴らしいとのことで楽しみにしていたが、篠山市内の街並みが何とか見える程度の視界だった。盃ヶ岳頂上にはベンチやユニトピア篠山への道標があっただけ。盃ヶ岳城址主郭や西の曲輪があるとのことで、少し時間をかけて廻ろうと考えていたが、そのようなものを思わせるものは全くなかったので、早々に同じ道を引き返す。浜谷池まで下りてから、春日社への階段を登ってみた。広い境内に小振りの本殿があり、さらに上の方へ登る階段があったが、省略して引き返し、東浜谷の峠を越えて城山に向かう。



浜谷池




盃ヶ岳登山口




好展望台のはずの東屋




アセビ




盃ヶ岳山頂




浜谷池近くの春日社


城山はまったく手掛かりがないかと思っていたが、よく調べると登った記録もあり、南側の取付き点も分かったので、登ってみることにした。何しろ比高は20bなので気楽だ。登り口から盃ヶ岳の全貌を初めて見ることができたので、天候が回復方向に進んでいることが分った。登り始めるとすぐに太い竹の林に突入し、それらがズタズタに倒れているので、乗り越えるのが一苦労だった。やがて行く手が明るくなり尾根に辿り着く。そこからは山頂までの尾根道はなんの苦労もなく頂上に達する。予想外にゆったりした山頂で、タケ、ヒノキ、アベマキ、コナラ、アラカシなどの色々な樹木が取り巻いていて気持ちがよい。ここで昼食とする。北側に下りて行く踏み跡もあったが、下山後に一周するのも煩わしいので、同じ道を戻る。すぐに右手に下りて行く登山道のようなものがあったので、そこを行けば倒竹をやり過ごせるかもしれないと、そちらに入って行く。果たしてなんの問題もないしっかりとした踏み跡が登り口まで続いていた。かなりの人が歩いていることは間違いない。上り17分、下り7分とよい道を歩けばうんと早い。しかし、あの太い竹が倒れている所を乗り越えたり潜ったりすることは滅多にない経験だったので、大変よかった。下山すると南側の視界がかなりよくなっていた。弥十郎ヶ嶽は雲の中だが、高城山は丹波富士の名にふさわしい姿を見せていたし、火打ヶ嶽の先の三国ヶ岳、愛宕山もほぼ雲が消えていた。右端に見えているツインピークは松尾山、白髪岳だろう。



城山の麓から盃ヶ岳




登り口




竹林




城山山頂




山頂の樹々




城山麓から三国ヶ岳方面


郡家交差点から南に向かい、権現山公園のそばから車道を進み権現山に登る。ほぼ頂上かと思われる広場に出ると、左手にやや高い地点があった。そこにはベンチなどがあったが、とくに山名標識はなかった。同じ車道を帰るのも面白くないので、南西方向についている山道に入って行く。やはり森の中を歩くのは気持ちがよい。地形図の破線路を歩いていたつもりだったが、知らない間に南東方向に進んでいた。駐輪地点には少し近いのでそのまま下り続けた。富山稲荷社の鳥居の前を通り過ぎ、権現山公園に戻る。



権現山公園




権現山山頂




山道から下山




富山稲荷社


時間があったので、2024.11.20に苦労した東城山に逆方向から再挑戦する。前回の西側からの破線路も260bを越えた所で途切れているが、今回歩いた岡本病院の裏の小さな池の所からの破線路も270bで消えている。多くの人が歩いているので、踏み跡があるのは間違いない。歩き始めてすぐに道は怪しくなる。ショウジョウバカマが群れをなして咲いているのに出会い、これだけでもここに来た甲斐があったと喜ぶ。そのうち道もしっかりしはじめ、所々にリボンも目にするようになった。250bでやや広い所に出たが、小曲輪の跡ではないだろうか。260bで前方に大きな城壁のようなものが立ちはだかっており驚く。西側から登った時も水道施設があったので、これも似たようなものかもしれないが、このような山中にそのような施設を作る理由は分からない。左側から巻き終わるのに5分近くかかった。そこには「場内へ管理者の許可なく立入ることを禁ず 篠山市」とあるだけでなんの施設かは書いてなかった。そのあとかすかな踏み跡を辿ると、堀切のような溝に出くわした。対岸の絶壁の上は空があるだけなので、そこが本丸らしい。これを攻め落とすのは大変だと思いながら、壁をよじ登る。果たしてそこは東城山の頂上だった。前回のこともあるので、帰り道を無事辿れるかどうか心配になり、早々に引き返す。堀切への下り、施設への道、ショウジョウバカマの群落と何の問題もなく戻ることができた。上り40分、下り25分だった。篠山口で自転車を返却しホームに向かうと数分で発車する快速に乗ることができた。これまでかなりの時間待つことが多かったので、気分良く帰途につけた。



登山口の小池と遠くに盃ヶ岳




ショウジョウバカマ




小曲輪か




正体不明の構造体




堀切、この左上が山頂




東城山山頂



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