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2024. 12. 17  八王山・野間山・水宇古城



以前に鴻応山に登ったあと、湯谷ヶ岳への取付きが分からず、牧まで引き返したことがある。時間が余ったので、八王山を考えたが、これもどう取付けばよいのか見当がつかず諦めた。今回はもう少し情報を集めておいて出かけた。

 

同行単独

コースタイム

0820 牧BS、0901 府界尾根、0915 八王山 549b、0945 長尾山分岐付近、0945-1000 P580+b、1028-36 西大阪線#12の周辺探索、1100 西大阪線#13、1115 野間山 616b、1132 西大阪線#14、1207 P573b、1210-50 西大阪線#15、1307 野間トンネル東口、1320 水宇古城山への分岐、1330 登山口、1400 水宇古城山567b、1433 登山口、1441 余野川の橋を渡って野間口集落へ、1445 双体地蔵、1453-1533 妙見口BS

完全に情報を集めたわけではないが、牧から八王山に登っているものが見つからず、下山してきた報告を2件読んだ。少し離れた所に下りたようだが、いずれも分かりやすいとは言えない。国道から入ってすぐの所はとても分け入る気がしなかったので、もう少し進んでから左手に入って行った。初めは道らしき様子だったがすぐに訳が分からなくなる。大変な数の太い竹が、縦横に折重なって倒れている。そこを避けて多少歩きやすそうな所を縫って高みを目指す。大阪と京都の府境界の尾根の先に空が見えて来るようになると、邪魔するものがなくなってきて、単に急坂をこなせばよいようになった。尾根に着いたのは標高490bほどのところで、参考にした記録とは全く違う所を歩いていた。この日の最大の懸案個所を無事通過して、あとは問題のない尾根を辿って八王山に進む。途中で振り返ると鴻応山が木の間から大きく見えた。



取付き点




豪快な倒竹




藪漕ぎならぬ竹漕ぎ




尾根に近づく




府界尾根




振り向くと鴻応山


何の特徴もない八王山を通り過ぎ、北側にある長尾山に寄り道するつもりで目を光らせていたが、実際の景色と地形図の景色が一致せず、パスすることにした。小ピークで水分補給の小休止のあと、西大阪線#12の鉄塔に近づいた。登山道からは少し離れていたが、鉄塔マニアとしては訪れておきたいと、左手の谷筋に下りて行ったが、鉄塔は見上げるような位置にあり、とても手が届きそうでなかったので5分ほどで引き返す。尾根筋からのアプローチを考えたが、今度は鉄塔がかなり下にあり手が届かない。諦めて次の#13鉄塔に向く。今度はすんなりと鉄塔に近づけ、銘板も確認できた。鴻応山、八王山、石堂ヶ岡は無理だが、その間の山並みが見渡せた。名のあるものとしては、湯谷ヶ岳、竜王山だけ。意外だったのは竜王山の存在感が薄いこと。東海道線から見るときの際立った姿と対照的だ。

そのすぐ南に野間山の山頂。地味な山頂標識に気付かなければ通り過ぎてもおかしくないような所だった。しばらくして、西大阪線#14の鉄塔があり、鴻応山、湯谷ヶ岳が見えた。次の西大阪線#15の鉄塔は全く見晴らしがきかないところだったが、日当たりもあり。風もないので、昼食休憩とする。そのあと南に向けて尾根を下り、野間トンネルのすぐ東側に出た。このコースは、全般的によく踏まれているものの、牧と八王山の間が、けた違いに不明瞭だったアンバランスが不思議だった。支尾根が多いので間違いやすいので、要注意と書いている人がいた。その通りで、今回もルートを外し、GPSと照らし合わせて復帰したことがあったが、たいしたロスではなかった。



八王山山頂




西大阪線#13から
湯谷ヶ岳、P577b、竜王山など



野間山山頂




西大阪線#14から
鴻応山、湯谷ヶ岳など

トンネルから妙見口BSに向かう。1時間ほどの余裕があれば、水宇古城山に寄ろうと考えていたが、長尾山をパスしたので、十分時間がありそうだ。野間口の集落への橋の少し先の道を右に折れて林道を進む。沢の流れがY字型に分かれる地点が登山口らしい。踏み跡があるので、登って行く。そのうち踏み跡は入り乱れるようになり、適当に西に向かって登って行く。行く先に尾根が見えるようになり、そこに達すると、道は分かりやすくなり、頂上へと導かれる。頂上は、城の曲輪跡のような広がりのある場所で、水宇古城山という山名標識もあった。水宇古城山とは変わった名前だなと思っていたが、実は水牢城があった跡らしい。どなたかが「牢」を「宇」と勝手に書き換えたものだろう。修正してほしいものだ。頂上からの下りで、また方向を間違え、頂上に逆戻りして、正しい方向に進む。来た道を忠実に辿ろうと注意していたが、それとは違う分かりやすい踏み跡があり、所々に目印もあったので、うんと楽に下山できた。県道からピストンの時間は1時間20分。頂上での若干のロスがあったが、普通の人に比べて少し遅いようだ。県道に出たあとは、県道を避けて野間口の集落の中の道を通って、妙見口BSに行く。バス停の周りには何もない。少し小雪がパラついてきた中、40分の待ち時間を我慢する。



このような所からトンネル東口に出てきた




沢がY字型に分れる地点が登山口




水宇古城山山頂




野間口集落の双体地蔵




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