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2024. 12. 04  大藤山、城山



先月の飯盛山・宮山に続いて、宝殿駅を起点とする自転車登山の続編。

 

同行単独

コースタイム

0855 宝殿駅、0922 皿池、0931-50 長楽寺、1005 愛宕神社分岐、1059 尾根、1108-13 大藤山 251b、1210-35 長楽寺、1309-14 安楽寺、1320 城山登山口BS、1346 階段下、1400 大手門、1402 二の丸跡、1407-24 城山 271b、1429 大手門から旧参拝道へ、1446 毘沙門天岩、1447 舗装道路へ、1504 城山登山口BS、1534 東神吉南交差点、1550-1612 宝殿駅

宝殿駅から北に進む途中、あちこちで左手の高御位山を、志方皿池の交差点からは大藤山を、そして原交差点から長楽寺に向かうときにも、大藤山を正面に、長楽寺近くの溜池からはさらに近づいた高御位山を認めることができた。長楽寺のモミジは豪勢というほどではなかったが、見事な色をしていた。石段を登って境内に入ると、本殿が2011年の台風のため完全に破壊されたとのことで、現在浄財を集めて再建をはじめようとしている所との説明があった。



遠くに高御位山




赤池から大藤山を




近づいてきた大藤山




ダンベ池から高御位山




長楽寺前の地蔵尊




長楽寺


帰宅後に調べていると、長楽寺から大藤山に行くには、西ルートと東ルートがあることが分かったが、今回は地理院地図に破線で記入されている西ルートしか頭になかった。長楽寺の石段の下に、登山道入口という案内があったので、迷わずゲートから入って行く。歩きやすい道をしばらく行くと破線路が急角度で折れ曲がる所に来た。他人の記録ではここに愛宕神社分岐という標識があるとのことだったが、そのようなものは目に入らず、2011年の台風の爪痕かと思われる倒木で道が分からなくなった。なんとかクリヤーすると道らしきところを辿れるようになった。「休憩所」「石仏登山道」「左、石仏」「左、蛇が池」といった立て札が次々あらわれるが、テープ類が一切ないのは珍しかった。それでもロープがあちこちに張り巡らされているので道に迷うことはなかった。石仏も蛇が池もスキップしたが、帰宅後に見た写真では、とくに立ち寄るほどの所でもなかったようだった。尾根に乗りあげると「右、大藤山頂上」という最後の立て札が立っていた。その後の頂上までの道は、全くまぎれることがないのに、数種の色のテープが頻繁に巻かれていたのが不思議だった。頂上は展望もなく、長居する所でもなかったので、大福餅を食べ、水分を補給しただけで下山にかかる。200b付近で、来た道を見失って南西方向に下りてしまった。東側へトラバースして修正を試みると、「石仏登山道」という立て札が目に入った。しかし、朝に歩いた軌跡とは一致していない。不思議だったが、とにかくロープに沿って下りて行くと、朝のルートに復帰した。ややこしかった急角度の屈曲点もクリヤーして長閑な道に戻る。長楽寺に着いて、モミジを見ながら昼食をとる。



登山口




気楽な道を進む




大変な難路に



休憩地とあるが、休む雰囲気ではなかった



尾根に出た所の標識




大藤山山頂


食後、自転車を走らせ城山を目指す。途中で、前方に城山の山並みがはっきりと見えてきた。安楽寺の前を通り過ぎようとしたら、きれいなモミジが目に入ったので、自転車を止めて境内に入る。こじんまりした庭のモミジは今が見頃だった。関東大震災後、志方町から関東に移っていた人からの依頼を受けて、20余名のボランティアが念仏踊り供養をするために、12月に関東まで出かけたことを記憶する碑が立っていた。大変な道中だったろうと想像する。そこから城山登山口BSはすぐだった。南側に、前回登った飯盛山と愛宕山が遠くに見えた。



志方町大宗から城山を




安楽寺




城山登山口BSから飯盛山




城山登山口BS


遊歩道になっている舗装された道を辿る。きれいな竹林に逆光が射している所もあったが、ほとんどは趣きのない道だった。半時間ほどしてやっと舗装道路が終わったが、そのあとは頂上までプラ階段が延々と続き、これにも閉口した。しかし、大手門、二の丸跡、本丸跡となると、さすがに見応えがでてきた。とくに最盛期のモミジが素晴らしい。



遊歩道




竹林




階段道の始まり




大手門跡




二の丸跡




米蔵跡


広々とした中道子山城の本丸跡に着く。ここが城山の頂上で、北東の西光寺山、白髪岳、西寺山、東の六甲山、南東の雌岡山、妙見山などが見渡せた。いずれも遠方すぎて、多くの山名を特定することはできなかったが、展望図を別ページに載せておく。下山は、大手門の所で西の方へ進む山道があったので、階段を敬遠してそちらに進む。階段や舗装道路のない本物の登山道だった。気持ちよく下って行くと最後に毘沙門天が祀られている大きな岩があった。すぐ下が舗装道路で、歩いてきたのが旧参道らしい。

帰路は、志方東小学校の交差点から一路県道43号を南下する。大型のトラックなどもかなり走っているので緊張したが、途中から立派な歩道が出てきてそれ以後は気楽に走れた。前回と同様に、東神吉南の交差点で右折して県道387号を経由して本殿駅に戻った。駅に着く直前に電車が出ていったので、20分以上も待つことになった。



本丸跡




本丸跡から六甲方面




モミジ




心地よい旧参道を下る




毘沙門天岩




遊歩道に下り立つ



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