2024. 11. 03 中山、長尾山、向井山
しばらく喉の調子が悪くて、外に出ることを控えたため、10月最後の週のハイキングができなかった。11月初めも大雨という予報だったが、3日の文化の日は晴れるとのこと。リハビリ気分で近辺に残された向井山に行く。3時間足らずのコースタイムかと予定していたが、色々の事情で6時間以上歩くことになった。喉の痛みは消えないが、歩く分には差し支えなかった。
同行: 単独
コースタイム:
0908 中山桜台6丁目BS、0922 山道へ、0929 足洗川を渡る、0953 天宮塚、1013 桜台7丁目への分岐、1019-38 中山(478b)、1111 向井山分岐、1115 南大浜線#56、1118-25 長尾山(390b+)、1130 向井山分岐、1200 送電線の下の屈曲点、1217 伊丹線#11、1223 南大浜線#55、1234-1300 向井山(422b)、1323-1351 屈曲点、1412 向井山分岐に戻る、1417
フェンスの穴から中山五月台へ、1447 中山五月台6-10、1323-27 山手4丁目BS
桜台7丁目の最北端から中山へのずぼらコースを予定していたが、桜台7丁目の西端を歩きながらYAMAPを見ていると、途中で住宅街を外れ、天宮塚を経由して中山に行けるコースがあると書いてあった。以前から、足洗川東尾根と桜台が近接しているので、どこかで接点がないかと思っていたが、見つからなかった。確かに目につきにくい入口だが、道はしっかりしているので入って行く。しばらくはトラロープを使うような急坂だが、ちょっとしたピークに出て、東尾根と合流したあとはうんと歩きやすくなる。涼しげな滝の下で足洗川を渡る。天宮塚に着く寸前で見晴らしの良い所があり、武庫川、宝塚のビル、甲山、六甲山などが目に留まったが、少し霞んでいたので、写真を撮っただけで先に進む。聖徳太子が修行をしたとされる天宮塚の石組みをあとに頂上に向かう。途中でいくつもの踏み跡が左や右に分かれており、マニアの存在が伺われる。いつも登ってくる桜台からの道と出会ったのは、山道に入ってから1時間程度経っていたので、ここでかなり予定が狂ったことになる。中山からの展望は、2023.11.29の記録に示した通り、大峰山、検見山、大船山、奥山、城山、大野山、滝王山、三草山、鳥脇山、竜王山、雨森山、高代寺山、妙見山、天台山などが並んでいる。一年前には未踏だった検見山、滝王山、鳥脇山に登ったので、上記の山はほとんど踏破したことになる。右手には、この日の目的である向井山がずんぐりと見えていた。
桜台7丁目から足洗川東尾根へ |
滝の下で足洗川を渡る |
天宮塚手前から六甲連山を |
天宮塚 |
中山山頂から鳥脇山など |
中山山頂から向井山 |
中山から半時間ほどして、向井山への踏み跡が見つかったが、折角だから長尾山まで足を延ばすことにした。南大浜線#56(柵に囲まれ銘板は見えなかったが)と出会え、長尾山からは、ラヴェニール中山台のマンションの先に六甲山最高峰が大きく見えていたなど、そこそこの展望が得られたので、地形図には記載のない山ではあるが、訪れた値打ちはあった。
向井山への道 |
南大浜線#56 |
長尾山山頂 |
長尾山から五月台団地と六甲山 |
向井山への分岐に戻り、下って行くと道が二手に分かれており、右の方へはしっかりとした道になっていたので、そちらに進んだが、それは地形図の実線の送電鉄塔の巡視路であることにすぐ気づき、やはり大宝塚GCの縁に沿って描かれている破線路の方がはるかに具合よさそうだったので、引き返しそれらしき道を探す。多くの人が歩いているはずなのに、全く手掛かりが得られなかった。巡視路は遠回りの上、かなりの上り下りがあるので、時間的には不利だったが、間違いなく頂上に行けると思われたので、再度引き返し東方向に進む。大きく折り返してしばらくすると送電線の下に着く。そこで直角に左折して70bばかりの急坂を登る。出だしは道がジグザグに作られていたが、それでもかなりの勾配だった。ジグザグが終わると歩きやすくなり、伊丹線#11の広場に飛び出す。念のため西隣にある南大浜線#55を訪れ、ついでに破線路への手掛かりがあるかどうかを確かめる。まっすぐ行けば縦走路という古い手書きの札が架かっていたが、南大浜線の鉄塔の先はやはりはっきりしなかった。引き返して向井山にむかう。頂上で昼食をとりながら、どう下るべきかと考える。さきほどチェックした破線路は何となく気が進まない。頂上から北の方へ下りて若宮に出ることもあり得ないわけではなかったが、そのコースを歩いたという記録を一度も見ていない。出だしは穏やかな広々とした歩きやすい雰囲気だったが、そのうちどう変化するか見当がつかないので無理できない。若宮から先ほど通り過ぎた屈曲点に出て、向井山に登ったという記録のルートがもっともよいかと、同じ道を引き返す。屈曲点に着いて、東の方への手掛かりを探すが、取り付く島もないという感じ。なんとか入り込み10分ほどウロウロするがどうもうまくいかない。若宮に行くのを諦めて中山の縦走路に引き返すことにする。元の所に戻るのに苦労し、結局ここで30分も費やしてしまった。帰宅後にもう一度その記録を見直すと、屈曲点からすぐに北東に進むのではなく、しばらく送電線に沿って南東に下りてから北東に方向転換すればよかったらしい。
縦走路に戻り、その後をどうするかを考えた。満願寺西山までの道は歩いたことがないのでそのコースもあり得た。無駄な時間を使い過ぎたので、もっと安直なコースをと、縦走路の途中で目についていた中山五月台へ下る道を選ぶ。フェンスの途中で金網がはぎとられていた所が地形図の破線路の入口だった。30分ほどで五月台の北端に着き、最も近いバス停が五月台6丁目であることを地図で見つけ、近寄って行くと目の前でバスが出て行った。時刻表を見ると次は40分後とある。実際は反対方向のバス停をチェックすればもっと頻繁に出ていたのを知ったのは帰宅後。近くを通りかかったお年寄りに、その角を曲がった所のバス停ならもっと数が多いと教えられたので、その通りにしたが、いくつものバス停を通り過ぎても、全然本数は増えない。山手4丁目まで来てやっとバスの本数が増え、あと数分すれば中山観音駅行のバスが来ることが分かった。あのお年寄りは、いつも車で移動していてバスのことをご存じなかったのだろう。さらに、帰ってから気が付いたのだが、山手4丁目から中山観音駅までの距離は1qもなかったので、最後まで歩くという選択肢もあった。終わりの方になって YAMAPの軌跡が取れなくなっていたので、全体像を見落としていた。
送電線の下の屈曲点 |
伊丹線#11 |
南大浜線#55の柵(赤リボンはあるが) |
向井山山頂 |
縦走路から五月台への破線路へ |
五月台6-10寸前にツワブキが群生 |