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2024. 07. 31  甲山八十八ヶ所



「六甲岩めぐりハイキング」に紹介されていた甲山近辺の岩めぐりに行く。朝早く出れば、暑くならないうちに帰宅できるだろうと女房殿も同行することになる。岩めぐりというより、九想の滝探索、八十八ヶ所めぐりが主なテーマとなった。

 

同行単独

コースタイム

0807 森林公園前BS、0811-22 九想の滝、0836 神呪寺仁王門、0840-46 甲山大師BS、0852 第87番、0859 第82番、0904 仁川連絡線21、0913 第73番(でか鼻岩)、0915 役行者像、0921 第72番の南から西宮港大橋方面、0930 第34番 種間寺、0939 第44番、0940 車道横断、0948 第50番 繁多寺、0955 第60番、1000 第62番 宝寿寺(卵岩、鳥岩)、1005 車道横断、1010 第69番、1018 第27番、1018 車道横断、1026 第14番、1028 第13番 十一面観音、1029-36 甲山大師下BS

バスを下りてすぐに、九想の滝の案内板があり、中に入って行く。神呪寺への標識が出てきたが、直進の道を進むとやがて鳥居が見えてくる。その手前に御玉大明神の祠があり、そのあとも次々と出てくる。豊富明神、白髭大神といった5つの石碑が並んで祠に収まっているものや、岩が祠の中に鎮座している白姫大神など。正面の實行教という宗教団体の社務所のなかには、よく見えなかったが仏像のようなものが並んでいた。その右手に九想の滝がある。役行者や弘法大師も修行したという行場なので、安普請の壁で囲われていたが、扉は施錠されておらず、中に入れた。滝そのものはパイプからの細い流れだけだが、そばには結構の水流があったので、どちらを修行に使うのかなと思った。手前の岩に刻まれている不動明王は、役行者爪彫りと言われているらしい。滝の右手から上の方に登って行くと、滝の水を通すパイプがあり、そのそばにも流れがあるように思えた。さらに登って行くこともできそうだったが、女房殿が喜ぶとも思えなかったので、引き返すことにする。


先ほどの分岐点から立派な道が神呪寺の方へ延びている。上り坂になっているが、それほど暑くなく女房殿も元気に歩いている。甲山大師下BSに着くと、ここからバスで帰るという。少し待ち時間もあったので、甲山大師BSまで歩こうと誘う。仁王門から甲山の下にある神呪寺を眺めることができて一応満足。すぐに西回りのバスの時間だったので、それに乗り込む女房どのを見送り、こちらは長年の懸案だった八十八ヶ所めぐりに挑戦する。



白姫大神(岩が祀られている)




九想の滝




滝のそばの岩に不動明王
(役行者が爪で彫ったとされる)




左の道から戻って神呪寺へ




神呪寺の仁王門




甲山と神呪寺


単に石仏が立っているだけのものもあったが、大変個性のあるものも多く、楽しく歩くことができた。「六甲岩めぐりハイキング」に紹介されていたものとして、第73番のでか鼻岩、第34番の巨岩の光背、第50番の岩窟内の石仏、第62番の卵岩、鳥岩などが印象的だった。番外ではあるが、関心のある役行者の像が甲山を背景にすっくと立っていたのはよかったが、前鬼、後鬼はよいとして、役行者の姿がいただけない。錫杖をもち高下駄を履いているが、頭にはお馴染みの頭巾はなく、顔も大日如来のような穏やかな笑顔だった。

第1番〜第12番、第88番が残ったので、森林公園内の岩めぐりを兼ねてもう一度行くことにする。第32番も前は通っているはずだが、写真が残っていないので再訪したい。



寺の西側の最奥部の第87番




丁寧に囲われた第79番




巨岩に乗った第73番



前鬼後鬼を従えた役行者




でか鼻岩




第72番の南側から西宮の海岸




巨岩を光背とした第34番




第60番横峰寺大日如来




第62番近くから甲山




第62番近くの卵岩




第62番近くの鳥岩




第64番




第68番と甲山




バス通りに出る寸前の第13番




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