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2024. 06. 19  あしや村・八幡谷・ゴロゴロ岳



八幡谷源流部で気になっているいくつかの点を確かめるため、午後から出かける。(1)青空広場近くからすぐ下に見えた木橋の確認。(2)八幡谷沿いの道のY字路を左に行き、八幡谷右俣へ再挑戦。(3)スカウティングハウスの位置。(4)スタディセンターの金網フェンスに突き当たって、左に行けば大阪ガスに出ることはほぼ確実だが、右に進むとどうなるか。(5)奥池町に出てから、林山へのルートが健在かどうか、先日見たフェンスとの関係。

 

同行単独

コースタイム

1326 芦屋ゲートBS、1345 あおぞら広場、1352 木橋、1359 無名堰堤、1402 Y分岐を左へ、1449 スタディセンターの金網、1457 将棋駒型の潜り口、1520 生コン組合の東南端のV字型フェンス、1531 柿谷道、1535 ゴロゴロ岳横、1558-1604 奥池集会所前BS

あおぞら広場も来るたびに様子が変化しており、ベンチが増えていた。最初の課題のため、あおぞら広場からの二つのメインルートの中間の踏み跡を登り、周りを見回したが、木橋らしいものはなにも目に入らなかった。以前にも一度探ったことがあるが、そのときと同じだった。諦めて木橋の方へ進む。橋の上から沢の上流を見下ろすと、数日前の雨のためだろう、かなりの勢いで水が流れている。しかし、水は澄み切っていた。この日の主な目的は、沢の遡行ではないので、川岸の歩道を歩くことにする。無名堰堤の横に立つと、堰堤の上は草がぼうぼうと繁っており、注意していないと堰堤の横を通り過ぎていることに気が付かないだろう。最初に来たときは堰堤の上を歩いて行き、咲いている花を眺めたりしたものだった。そのあとにY分岐がある。ここには「あしや村まで200m」という立派な標識が立っていたのに、今回はそれがなくなっていた。



ベンチが増えたあおぞら広場




土橋から上流部




草木が生繁った無名堰堤




Y分岐


Y分岐を左手に進むとすぐに何かの設備があったのか廃物がいくつか散らかっている。そのまま沢に入るが、少し行き過ぎたのか、二股に別れる所を通らないまま、右俣に入っているようだった。そのうち、YAMAPの軌跡が取れなくなり、道のない所を歩いているのでやや不安になるが、沢を詰めるだけなら難しいことはないだろうと前進する。スカウティングハウスの施設は跡形もなく撤去されていたようだった。沢を歩くのが厄介なところを避けて岸に上がったり、また沢に下りたりしながら登って行くとYAMAPが再起動し、ほぼ予定通りの所を歩いていることが分かった。何度か通りかかったスタディセンターの金網にぶつかる。



沢に




見覚えのない黒岩




源流部を右手に見下ろす



スタディセンターの金網


ここを左手に進めば大阪ガスの上に出ることはほぼ自信があったが、右手は未知の領域だ。時間もあるので、金網沿いに右の方へ下って行く。驚いたことに金網の下部が切り取られ、大型の犬が通り抜けられる程度の大きさの将棋の駒の形をした枠組みが設置されていた。今まで歩いてきた踏み跡の先はしっかりと確認しなかったが、踏み跡が途絶えて、大きな岩が立ち塞がっていたこともあり、生コン組合の研修センターへ抜けられそうな枠組みを喜んで潜らせてもらう。大きな岩の間を抜けて登って行くと歩きやすい道がついていた。そして、生コン組合の施設がいくつか並んでいるところに出たが、同じような造りの金網フェンスがその間を遮っていた。そちらには抜けられないので、フェンス沿いに東に進む。やがて右側からも金網フェンスが近づいてきた。先ほど潜り抜けたものの続きらしい。だんだん両者が接近してきて、最後はV字型となって合体していた。これはどちらかに乗り越えるしかないかと観念したが、ふと見ると右手の金網の一部に地面との間に少しの隙間が見つかった。メタボの人なら無理だが、自分の体形なら何とかなるかと上向きに寝ころび、背中を地面につけたまま、徐々に滑らせて行って、なんとか脱出に成功した。30pほどの隙間だった。汗をかいていたシャツの背中はドロドロになった。そのあとも左手に別のフェンスが続いている。フェンスの向こう側は、カシオの施設だろうか、大規模な工事をしている。何とかなりそうな気配となり、NHKの施設のすぐ上の所で柿谷の登山道に出た。ゴロゴロ岳の山頂はスキップして、奥池に向かう。貯水池の近くまで来たときに前方に3つの峰が見えたが、おそらく、西お多福山、蛇谷北山、林山だろう。これまで、林山以外の山が目に留まったことはなかったので、ある種の収穫だった。十分時間を使ったので、最後の目標だった林山の登山口の確認は後日にということにした。知らない所を歩いたのでワクワク感いっぱいの半日だった。



将棋の駒の形をした潜り穴




生コン組合の建物




フェンスが合流し、行き止る




フェンスの下にあった僅かな隙間




登山道に出たのはNHKの施設のすぐ上




奥山貯水池近くから、西お多福山、蛇谷北山、林山



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