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2024. 05. 09  高岳



T氏と堂床山に行こうと計画していたが、なかなか都合が合わないので、杉生周辺の未踏の山である高岳に登った。これもあちこちの山から見える山だ。

 

同行単独

コースタイム

0829 杉生BS、0850 猪名川不動尊入口、0922-0935 不動尊、0956 4度目の渡渉を終えて山道へ、1008 丹波幹線#110、1026 丹波幹線#109、1034 丹波線#88、1052-1123 高岳(721b;丹波幹線#108)、1129 丹波線#87、1140 大岩、1155 T字路、1223 沢道へ、1307 庚申塚、1350-1425 森上BS

杉生でバスを降り、堂床山方面を右手に見ながら猪名川変電所に向かう。不動尊口という石標を過ぎるとすぐに変電所の横を通るようになる。かなりの大規模な施設で外から見ているだけで迫力がある。変電所といえば、灘区の神戸変電所、高槻市の北大阪変電所、交野市の枚方変電所などのそばを通ったことがあるが、ここほど間近に多様な設備を眺めることなどはなかったので面白かった。そのあとの川沿いの道には、新緑の中にフジやタニツツギの花がそれぞれ1本だけだったが咲いていた。不動尊が近づき、二手に分かれている道の左手の階段を登って行くと、出迎不動明王の像が迎えてくれ、すぐにかなりの大きさの境内に入る。不動滝や不動尊の手前の河原はかなり荒れており、崩れる可能性があるので立入禁止との注意書きがあった。2018年などの台風でかなりひどい崩壊があったことを帰宅後に見た写真で知った。その後随分整備されたようで、とくに危険そうでもなかったので、入らせてもらう。単に不動尊の参拝に来るだけの人には歩きにくいかもしれないが、ハイカーにとっては普通のガレ場で、問題なく不動尊に参ることができた。不動尊は岩をくりぬいた中に祀られているため、大災害のときにも奇跡的に被害を受けなかったらしい。



猪名川不動尊の石碑




猪名川変電所の先に堂床山




不動尊入口の階段を上る




出迎不動明王




不動滝、不動尊の手前の荒れた様子




不動尊



そのあとが分かりにくかったが、祠の右手に階段のようなものが見えたので、それを登って行くと踏み跡はだんだん怪しげになるが、やがてちゃんとした登山道に出た。最初のY字路で階段を登らずに右手に進めば、この登山道が容易に見つかったのかもしれない。沢沿いの道ははっきりしており、4度の渡渉をしたところに黒と青のテープが木に巻かれていたので安心して沢を離れる。変電所からの送電線が2本平行に走っており、丹波幹線#110、丹波幹線#109、丹波線#88を通って行き、高岳山頂に至る。頂上の少し先に赤白の色が鮮やかな丹波幹線#108があり、そこからはかなりの展望が得られた。昼食をしながら眺めを楽しんだが、風が結構つめたくて、満足できるまで同定ができなかった。三草山、滝王山、堂床山、丸山、三蔵山、六甲山、今井岳、愛宕山(514b)、上之岳、愛宕山(414b)、鳥飼山、追谷山、大船山、千丈寺山、焼山あたりが見えていたと思う。



沢沿いの道を




尾根から遠くに六甲(左は堂床山と丸山)




頂上近くから丹波幹線#108と丹波線#87




高岳山頂




丹波幹線#108の下で昼食




堂床山、丸山、六甲山、愛宕山


頂上から東尾根を下りる。この日最後の鉄塔丹波線#87、大岩を過ぎると、700b+の小ピークで地形図の破線路は二つに別れる。直進すると予定している山田川の支流の谷道に出るのだが、少しウロウロしても見つからなかった。バスの本数が少ないので、安全のため、左折して林道を経由する迂回路に向かう。30分ほどで谷道への入口に着く。小ピークから下りてきたはっきりした踏み跡があったので、上で見つからなかったのが少し不思議だった。沢沿いの簡易舗装の道となる。沢のせせらぎを聞きながらスギ林の中をどんどんと下りて行く。庚申塚を見るようになると里は近い。植えられたばかりの初々しい苗が並ぶ田圃の先に三草山が美しい姿を見せていた。森上バス停では30分ほどの余裕があった。1月に滝王山、三草山に行ったときと同じベンチに腰を下ろし、隣の銀行に出入りする人を眺め、トイレで用を足し、自販機で買ったコーヒーを飲むという全く同じパターンだった。



大岩




小ピークで左に進む




沢沿いの林道を下る




田植え直後の田圃から三草山



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