2024. 04. 18 追谷山
T氏と一緒に堂床山を計画していたが、都合が合わず、今回はその近くの追谷山だけを計画した。できれば、堂床山の西にある愛宕山にも登りたかったが、朝早く出るのは嫌だったので、まずは猪名川霊園から追谷山をピストンして、様子を見ることにした。
同行: 単独
コースタイム:
1006 清水北BS、1013 猪名川霊園入口、1032-58 納骨堂、1127 一般登山道と合流、1148-1235 追谷山(478㍍)、1255 霊園分岐、1354-1404 愛宕山(414㍍)、1508-24 清水BS
バス停から霊園に向かうと色々な角度から追谷山を眺めることができる。霊園のサクラは散っていたが八重ザクラが満開だった。階段を登って行きながら振り返ると、この日のもう一つの目的である愛宕山(514㍍)のツインピークが認められた。階段にも個性があり、最下部のものは段差といい、幅といい、大変好都合にできていたが、上部のものは段差が高く、下るときは足に負担がかかりそうだった。階段が終わった所に白い大きな納骨堂が立っており、愛宕山の眺めはさらによくなった。納骨堂の背後から山に入ろうとしたが、金網フェンスがある。フェンスの奥にはあちこちに赤いリボンがぶら下がっており、ここから山に登った人が大勢いることは間違いない。フェンスの上にさらに60㎝ほどの幅のメッシュが張り巡らされており、それはとても越えられない。これまでここから登った人のあとで、新たに追加されたものかもしれない。追谷山を諦めて、ここから下山して愛宕山に転進することを考える。もう一度念入りに探ってみると、ごく一部に上側の網がない所があった。そこを乗り越えてようやく反対側に出ることができた。そのあとはどこを歩いても自然に尾根道に出て、清水から追谷山への一般道と知らない間に合流していた。そこから20分ほどで追谷山の山頂に着く。三角点はあるが、山名表示板もない淋しい頂上だった。昼ヶ岳から鳥飼山に至る稜線が木々の間からポツポツと見え、それの奥に大船山の頂上が顔を出していた。
猪名川霊園から追谷山 |
納骨堂から猪名川を隔てた愛宕山(514㍍) |
中央奥に大船山 |
追谷山山頂 |
霊園への道に戻ることは気が進まないので、愛宕山(414㍍)から下山することにする。この道も結構の斜面が続くらしいが、15:24のバスには間に合うだろう。霊園からの未知との合流点にはなんの目印もないが、GPSを睨みながらなんとか西南西に向かう尾根に乗ることができた。そのあとは全く問題ない道となる。コルに着く少し前に前方に大きな三角錐の愛宕山が威圧するように立っていた。手前の小ピークを越え、本体の登りになると、さすがに噂通りの急斜面となった。摑まる所のない登山道を避け、左手の林の中を辿るが、それでも3点確保が必要になるかなりの傾斜だった。追谷山から1時間20分で愛宕神社が祀られている山頂に着く。ここにも山名板などはなかった。追谷山以上に展望はきかなかったが、少し下りはじめると前方に上之岳がどっしりと構えていた。昼ヶ岳から鳥飼山を歩いたときに、登り損ねていた山でだが、かなり大変そうなのでもう一度行こうという気になれないでいる。その右奥のピラミッドはひょっとすると羽束山かもしれない。ここからの下りも問題ないが、皆さんの記録を見ていると、登り口がはっきりしないで苦労しておられるようなので、そこで迷ったりすると、時間を取られるなと心配しながら下った。確かに最後の部分は道がなくなってしまう。しかし、登りで苦労するのとは違い、下に降りて行けばそのうち集落に出ることは間違いないので、ほとんど問題とはならなかった。下り立った所に小さな祠があったが、愛宕神社関係のものかもしれない。清水BSに向かう道から北東の方角に遠くの山が見えたが、おそらく高岳だろう。ここもまだ登っていない山の一つだ。
コルの手前から清水の愛宕山(414㍍) |
愛宕山山頂の愛宕神社 |
左に上之岳、右奥は羽束山か |
清水から追谷山 |