トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ



2024. 03. 22  和田寺山



三田から篠山近辺の山で、海見山という山がいつも目につくのだが、地形図に破線も描かれていないので登られていないのかと思っていた。色々と調べていると、ちゃんと登れるようなので行ってみることにした。それだけではもったいないので、近くの和田寺山と組み合わせることにし、そちらを先に登ることにした。

 

同行単独

コースタイム

1038 和田寺口BS、1052 和田寺、1124-34 展望台、1225-55 和田寺(わでんじ、591b)、1339 P413b、1400 和田寺、1426 小野原新橋、1512-22 草野駅

相野駅から歩き、丹波焼の窯元などを見たのち、立杭から入山することも考えたが、道路歩きが長い。少し遅い時間になってしまうが、バスの便もあるので、和田寺口までバスに乗る。寺までののどかな道からは、前方に和田寺山、左手に虚空蔵山が望まれ気分がよい。寺に立ち寄るのは下山時ということにし、楽寿観音の先から山に入って行く。すぐの所で赤テープにつられて右手の沢に入ってしまう。これはおかしいと気付き、引き返すと立派な山道に出た。5分程度のロス。



和田寺への道から虚空蔵山方面




和田寺への道から和田寺山




和田寺の仁王門




楽寿観音


小丸山展望台への道を左に見送り、ジグザグ道につけられた階段を登って行くと、10分ちょっとで和田寺谷展望台に着く。P501.1b、西ヶ洞山(470.9b)、P399b、八王子山(495.9b)、P530+b、P540+b、P550+bと続いたのち、虚空蔵山が意外に小さく望まれ、右端はP550+bで終わっていた。これらの後方には、三嶽、小金ヶ嶽、愛宕山、三国ヶ岳といった名のある山々が覗いていたが、意外にも、この日の2番目の目的である海見山はP495.9bの陰になっていて見えなかった。これらは帰宅後に調べて分かったことで、展望台から眺めていた時には、一番しっかりしているP540+bが虚空蔵山だと勘違いしていた。山に挟まれた今田町を前景にした北北東から南南東にかけての展望に満足する。和田寺谷展望台からの詳細な同定は別ページに記しておく。うしろは林になっているが、南西方向の木の間から和田寺山がかすかに認められた。

展望台を出てしばらくすると急坂が始まる。チラホラと見えていたなごり雪がだんだんと存在感を増していくが、登山道を覆うというほどではない。キツネのものらしい足跡が雪に残っていただけなので、雪の後でこの道を歩いた人はいないようだ。立杭方面へ分岐を過ぎるとすぐに頂上となる。ピークというものではなく、平らな平面が広がっている所だった。一面が雪のため腰を下ろすところもないが、なんとか昼食を済ませる。



和田寺谷展望台から西ヶ洞山




和田寺谷展望台から虚空蔵山




久々の雪景色




山頂標識


食後は北に向かってなだらかな道を下りて行く。北に向かっているのに、雪は少なくなっていた。北東に方向が変わってから少し傾斜が出てくる。南西に折れ曲がるところで西寺山がチラリと見えた。P412.8の三角点、天神ほこら跡を過ぎ、和田寺に向かって下る。地形図には破線が途絶えているが、しっかりした道だった。和田寺で少しゆっくりし、眼の前の虚空蔵山連峰の眺めを楽しむ。この時も虚空蔵山は右端に見えているだけということに気付いていなかった。



明るい下山道




天神ほこら跡




和田寺の勘助地蔵(中央)




和田寺墓園の先に虚空蔵の稜線


朝に歩いた道を戻り、草野駅を目指す。下小野原BSの所から西の方角に、西光寺山とその左のP672bが遠くに見えた、左後方にはもちろん和田寺山。四斗谷川にかかる小野原新橋では、西光寺山の他、トンガリ山がマッターホルンのように聳えていた。峠を越えて下って行くと、前方に海見山がやっと姿を見せてくれた。草野駅に着いたのは期待していた時刻の40分遅れとなった。海見山をピストンすると駅に戻るのが早くても18時頃になるので、あっさり諦めて帰ることにする。駅の跨線橋の上から北側を眺めると、線路のやや左手に二つの前山に挟まれた松尾山が存在感を示していた。色々な方角に沢山の山を展望できたので十分満足できる半日だった。



小野原新橋から西光寺山




小野原新橋からトンガリ山




峠を越えた所から海見山




草野駅から松尾山




トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ