トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ



2023. 09. 23  高塚山、大谷山、丸山



久しぶりに30℃を大きく上回らない気温が予想されたので、やや長時間のハイキングに出かける。猪名川の低山をいくつか巡るというもの。低山と言っても普通のハイキングコースでないものばかりでマニア向けコース。こんな所を歩くのは大体元気のよい若者らしく、報告にあった時間をもとに作った企画はやや甘かった。一本松山が主目的で、できれば大日山もと思っていたのに、その二つは次回の楽しみということになった。

 

同行単独

コースタイム

0905 日生中央駅、0920 うぐいす池公園南角、0934 高塚山登山口、0949-0951 高塚山(146b)、1012 高塚山登山口、1020 柏梨田(かしうだ)橋、1035 紫合(ゆうだ)橋、1043 社会福祉会館、1045 大谷山登山口、1023-1207 大谷山(228b)、1237 大谷山下山口(北田原)、1248 大井BS手前の三差路、1300 丸山登山口、1332 丸山(217b)、1336-42 休憩、1358 丸山登山口、1410 屏風岩橋、1420 川床口BS、1424 一本松山登山口、1434-45 小岩のある展望台、1500-1535 道の駅いながわ、1540-46 川床口BS

予定では、うぐいす池公園の中を歩いて行くことにしていたが、近づくとかなり低い所に森が広がっており、また登り返すとしたら大変だと敬遠する。調べてみると、道路を歩いても同じだけの標高差を下って行ったので、大した差ではなかったかもしれない。猪名川の支流に架かる橋を渡り、高塚山に向かう。取付き点が分かるかどうか心配していたが、案内やテープなどはなかったが、それらしき踏み跡が見つかり、登って行く。しっかりした道が続いたがやがて曖昧になる。藪漕ぎという感じではないものの、道はない。地形図の破線より少し東側を歩いている。とにかく高みに向かっていくと、また踏み跡が出てきて、頂上に達する。なんの印もなく、倒木が散乱している味気ない所だったが、GPSは間違いなく頂上であることを教えている。下りは同じ道を戻るつもりだったが、もちろん同じ道は分からない。そのうち、見覚えのある地点に遭遇し、そのあとはほぼ同じルートで登山口に戻ることができた。そのあと柏梨田橋に向かう途中で一本松山らしきピラミッド型の山が北西方向に見えた。ツユクサやヒガンバナが秋の到来を知らせている。柏梨田橋の上からは、大谷山とその右奥に三草山が形のよい姿を見せていた。つぎの紫合橋からは、東側に先ほど登った高塚山が、北側にこれから登る大谷山がちょこんと控えていた。



高塚山取付き




高塚山山頂




柏梨田橋から大谷山と右奥に三草山




紫合橋から高塚山



車道歩きの後、社会福祉会館の左手に回り込み、大谷山の登り口へ進む。ここもなんの目印もなかったが、地形図の破線の位置だったので、見つけやすかった。入った後は、破線通りでなく、やや東側を回り込み、やがて破線路に乗るような感じだった。この日はどこでも蜘蛛の巣に煩わされたが、ここで見たジョウロウグモは立派だった。この辺りの低山に多いシダの群落があらわれたが、半分ほどは枯れており、比較的抵抗は少なかった。すり足でなく、足を高く上げて踏み下ろすという歩き方が適していた。シダの下の道筋ははっきりしており、無難に頂上に着いた。三等三角点と北田原という点名の山頂標識があった。そばに細い枝を組み合わせたかわいらしい小屋の骨組みのようなものがあった。雨の時に、ツェルトでも架けて凌ごうというのだろうか。ここで昼食を終えたあと、引き返さずに、つぎの丸山に近い北田原の方に下りる。はっきりしたものではないが、踏み跡らしきものを辿ると、地形図の破線の北側を回り込んで菜園に出た。



大谷山取付き




名物のシダ群も半枯れ




大谷山山頂



大谷山から菜園に下りる



前方に一本松山、後方に大谷山を眺めながら県道12号線を歩き、大井BSの手前で右に折れる。猪名川国際CCへの道だが、車に出会うことはなかった。丸山の取付き点も案内板やテープの類はなかった。どなたかのレポに写真が出ていたのを覚えていたので、問題なく見つかったが、そうでなければ見過ごしていただろう。入口はともかく、登り始めるとしっかりした道となる。屏風岩BSから20分で丸山に登った人がいたので、これは楽勝かと思った。やがて谷間のような所を登って行き、ときにはかなりの急斜面となる。そこを登り終え、やや平坦な尾根を歩くと右手に頂上らしき所が見えた。笹原の中に木が沢山生えているだけだったが、古びたテープが何本も木に巻かれており、頂上であることを示していた。大井BSから44分もかかっていた。とくに道に迷ったわけでもなく、急登に苦労したのでもないのに、上記の人となんという違いかとビックリしてしまう。下りながら、別の道も目に入ったが、とくに問題があるとも思えなかったので、同じ道を引き返す。谷間に入る手前で、少し休憩して水分補給をしておく。

バス道路に出て道の駅の方へ進む。この辺りはなんどか来ており、東光寺の木喰仏や屏風岩も見たことがあるので通り過ぎるだけ。川床口BSについたのは14:20。帰りのバス時刻を確認しておくと15:46。1時間20分しかない。ここから一本松山をピストンするコースタイムが1:20。これまでの歩みの遅さから考えて、かなり無理のようだ。道の駅で買い物をして帰るという約束をしていたこともあり、主目的だった一本松山を諦めることにした。時間はたっぷりあるので、少しだけでも登って様子を見ておくことにする。途中から一本松山が美しい姿を見せるようになる。小さな岩がある所まで来るとかなりの展望が得られたので、少し腰を下ろして周りを見回す。北側に、堂床山、滝王山、三草山が、北西方向に、今井岳、三蔵山が認められたので、かなり満足して下山の途についた。道の駅ではたっぷり時間があったので、いつものように、腕や顔を洗い、コカコーラで喉を潤し、家に電話して、相談しながら買い物をした。



丸山の取付き




丸山山頂




一本松山の取付き




一本松山を望む




尾根の途中から北側に堂床山、滝王山、三草山




尾根の途中から北西側に今井岳、三蔵山




トップページへ      地域別索引へ     近畿索引へ      年次別索引へ