2023. 05. 28 栂尾山、横尾山、高尾山
先週に行きそびれた高尾山に行く。久しぶりの須磨アルプスを歩いて、東山の東から高尾山に下りる尾根を歩くことにした。この尾根は、六甲山系の中で歩いたことのない数少ないルートなので、初めての高尾山と合わせて、二兎を追うことにした。全山縦走の出発点の須磨浦公園駅から歩くのではなく、最近とみに増えた、途中までバスで登る手抜き登山スタイルで、午後だけの時間を楽しむ。
同行: 単独
コースタイム:
1400 高倉台BS、1415 栂尾山登山口、1435-40 栂尾山(274b)、1504 横尾山(312b)、1545 東山(253b)、1557 鷹取支線6号、1616 鷹取支線7号、1625 高尾山(181b、鷹取支線8号)、1632 高尾台公園、1653-54 月見山駅
先週の高塚山から初めて目にした3本の高層ビルのある高倉台から出発する。栂尾山を見ながら県道を跨ぐ橋を越え、左折して登山口に着く。そこから420段ばかりの階段上りとなるが、全山縦走をしたときの勘定では320段となっているので、手が加えられたのかもしれない。何ヶ所かで平坦地があり、ベンチなどもある。そこからうしろを振り返ると鉄拐山や淡路島の山が見えた。透明度は先週よりは少し悪い。キバナコスモスが植えられていて、いろどりを与えてくれる。栂尾山山頂には展望台がしつらえており、大阪湾から淡路島までの広範囲の展望が得られた。
石段の途中から |
栂尾山から高倉台の先に鉢伏山、旗振山 |
深い緑の道 |
好ましい姿の樹 |
栂尾山から横尾山への道は、味わい深い緑に囲まれており、スタスタと通り過ぎる気にはなれない雰囲気である。幹に大きな縦じまの入った樹が林立しており、葉もよく分からないので名前も分からなかったが、印象的だった。二等三角点のある横尾山からの見晴らしはない。10分ほど進むと須磨アルプスの雰囲気をもつ花崗岩の道が始まった。そばに小さなヤマツツジの株が一つ。さらに10分ほどでアルプスの核心部が前方に広がる。背後に東山と高取山。沢山の人と出会うのでさすがに人気の須磨アルプスと思っていたが、日曜日だったためらしい。加齢のため、バランスが悪くなってきているので、このようなやせ尾根を歩くことに若干の心配があったが、問題はなかった。ただし、横尾山、東山間の所要時間は、わき目もふらずに歩いた全山縦走のときに比べて、ゆったりと眺めていたこともあり、2倍程度かかっていた。他の区間では、ほぼコースタイム並みだったので、まあまあか。東山の頂上から振り返ると、岩場の向こうに横尾山、栂尾山が存在感を示していた。
全山縦走路と別れて東に進むが、予想外に立派な道が続いていた。高尾山への分岐を通り過ぎて、送電鉄塔のある所に寄り道する。高尾山への道に比べ、こちらの方が踏み跡はしっかりしていた。鉄塔の所から横尾団地に下りる道があるので、利用者が多いのだろう。鷹取支線という初めて見る系統の6号鉄塔だった。引き返して高尾山への尾根に進む。こちらの方が踏み跡はやや薄かったが、全く問題はない。同じ系統の送電線の7号鉄塔、8号鉄塔と続く。8号のところで、GPSを見ると高尾山の頂上付近だったので少し見回すと小さな山頂標識がぶら下がっていた。高尾台公園のところで市街地に出る。山陽電鉄の月見山からの時間表を調べると、なんとか直通特急に間に合いそうなので、最短距離の道を急ぎ足で歩く。離宮公園のそばを通るとき、柵の中を覗き込むと、一月前に来たときには花が全くなかった花しょうぶ園が満開だった。駅への道を通行人に尋ね、電車が来る直前に駅に着くことができた。
花崗岩のザレ場の始まり |
須磨アルプスを下る家族連れ |
須磨アルプスと東山(左奥に高取山) |
東山から栂尾山、横尾山を振り返る |
高尾山の山頂プレート |
高尾台公園に到着 |