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2021. 12. 27  釣鐘山・石切山 



天候不順、コロナ蔓延などが一区切りしたときに、腰を痛め、それが長引いて3ヶ月もハイキングから遠ざかっていた。これで終わりにするのも残念なので、思い切って午前だけの軽々ハイキングに行った。天気もよく、展望にも恵まれた優雅な半日だった。

 

同行S氏

コースタイム

0838 雲雀丘花屋敷駅東口、0902 釣鐘山登山口、0916 行者供養塔、0920-28 釣鐘山(205b)、0946-54 石切山手前の展望広場、0956 石切山(284b)、1005 北側展望台、1014 花屋敷栄光園への分岐、1020 満願寺への踏み跡へ、1030 満願寺金堂、1049 山門、1053-59 満願寺BS

雲雀丘花屋敷駅を降りて、街中を進むと前方に石切山と釣鐘山が見えてくる。釣鐘山の登山口には山名の由来が書かれた石碑があったが、字がかすれていて読めなかった。長い階段を登って行くと、あちこちに石仏などがある。別の登山道と合流する所かと思うが、仏舎利塔のようなものが金色のボールを頭に載せて立っていた。どうも慈光院という宗教団体と関係しているらしい。行者供養塔を過ぎると、宗教色はなくなり、釣鐘山の山頂に着く。雲雀丘の町並みの先に神戸市街、甲山、六甲山などが見える。最近廃校になった宝塚大学も真下に見える。




登山道の合流地点にあった塔


 


行者供養塔


 


釣鐘山から六甲方面




釣鐘山のサンテレビ塔


そこから石切山までは20分程度。山頂の直下に展望広場があり、東の方にはビッグハープ、五月山の裾の先に千里中央の2本の高層ビルが抜きんでており、その向こうには生駒山が見えた。南東方向には、猪名川大橋の向こうに大阪空港、あべのハルカスなどの大阪市街地が望める。その先に見えるはずの金剛山系は雲の中だった。毎日登山のような高年者に色々と教えてもらう。
 すぐ上の石切山山頂は三角点があるだけで、通り過ぎる。10分ほど下ると、北側の展望が開けた岩場に出る。左奥に剣尾山784b、その右に、一庫ダム横の242b峰(?)、高台寺山489b、妙見山660b、天台山640bが等間隔に並び、天台山の手前に舎羅林山264b、さらにその手前に明峰高校。右端の明峰小学校の奥は明ヶ田尾山から鉢伏にかけての稜線、と同定してみた。




五月山、千里中央の2本のタワービル、生駒山
(石切山直下の展望広場から)



 


猪名川の先に大阪空港、大坂市街地
(石切山直下の展望広場から)


 


石切山山頂標識と三角点




高台寺山、妙見山、天台山
(北側展望岩から)


さらに北西方向に足を進める。登山道から脇にそれる細い踏み跡に進み、花屋敷栄光園の横を通って満願寺へショートカットして行く。栄光園を通り過ぎた所で、舗装道路からそれる踏み跡があり、小さな札に満願寺と書かれていた。下って行くと、四国八十八ヶ所を模した石仏が次々と現われ、毘沙門堂のそばに導かれる。本坊にある書院庭園は今は公開していないとのことだったが、本坊の入口から入って庭の方を覗くと、池泉を含めてかなりの部分が見えた。なかなかのものだった。山門は中国の寺を思わせる独特の形をしていており、両側には迫力のある2躯の金剛力士立像が安置されていた。1時間に2本しかないバスの出る数分前にバス停に着く。北西方向に立派な山が見えたので、地元の人に「愛宕山か」と聞くと「そうだ」との答え。地形図を見ると愛宕山(335b)はもっと右手のはずなので納得できない。帰ってから調べると、361.6bの満願寺西山というのが正解らしい。




四国八十八ヶ所の一つの観音像


 


満願寺の金堂の奥に毘沙門堂


 


満願寺山門




満願寺西山
(満願寺バス停付近から)



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