2021. 05. 23 屏風川中俣谷D2沢、F0沢、金剛童子山、柏尾谷池、兵カン道
三菱グループの地図に書かれた主要部のピーク、尾根、沢、池を大体歩いたかとチェックしていると、重箱の隅に中俣谷D2沢が残っていた。これを主目的とした計画を立てる。
同行: 単独
コースタイム:
0853 神鉄花山駅、0915 大池見山台分岐、0921 北神線53、0929 南方道、0939 中俣谷D1沢取付き、0947 D2沢取付き、1005 D1沢と合流、1015-18 中俣平、1035-39 F0沢(仮称)取付き、1150-1222 昼食、1240 金剛童子山(565b)、1254 兵カン道に出る、1316-21 柏尾谷池南の四辻、1332 沢に下りる、1355-1400 兵カン道、1429-41 神鉄谷上駅
花山駅からの道にはなんの案内もないので、失らない人には使いにくいが、便利で、気持ちがよいルートだ。5度目となるので、南方道に出るまでのコース途中の光景がしっかり頭に入っている。南方道を少し進み、中俣谷D2沢に入って行く。すぐに水の流れが出てきて、少し前に歩いたD1沢と似た感じだ。明るい光に照らされた緑が豊かな沢で、雰囲気はこちらの方が少しよいかもしれない。D1沢と合流して、中俣平に着く。ほとんど立ち止まらずにE・F沢に向かう。E、F1、F2沢は歩いてしまったので、この日はF1沢の手前の沢を詰めようと考えた。勝手にF0沢と名付けておく。全く記録がないので秘境かと思っていたのに、少し入った所にモトクロスバイクの轍があって驚いた。前日かこの日の朝の真新しいものだった。尾根に着く前が多少きついかなと思っていたが、やはりそうだった。怖くなるほどのものではないが、こんなところで滑り落ちたら笑いものになる。先ほどのバイクも、さすがにここまでは来ていないようだ。尾根に出ると、踏み跡があるようなないような感じだが、西に向かって尾根をキープする。途中で青大将が昼寝をしていた。そろそろ終わりかと思ったころ、下に小さな沢が見えた。見覚えのないものだったが、少し遡ると、沢の右岸の低い土手を越えてみると、K甲越東道が並行して延びていた。いつも歩いている所だが土手の奥に流れがあるとは想像もしていなかった。
この日はもう一つイモリ池から金剛童子山へ続く林道を歩くことにしていたので、黒甲越は省略する。地図には実線で描かれているのにこれまで敬遠していたので、やはり一度は挨拶しておこうと思ったからだ。すぐに工事でもしているらしい騒音が聞こえてきた。工事ではなく、オフロード車が削り落とされて悲惨な状態の道をさらに懸命に削っているところだった。何十回と通ったがこのような現場を見たのは初めて。日曜日にくることなどないからだろう。
中俣谷D2沢 |
中俣平入口 |
中俣谷F0沢(仮称)入口 |
登りついた尾根 |
小さな沢に出る(この左手に登山道) |
林道でのオフロード車の奮闘 |
金剛童子山の山頂は時間的には昼食にピッタリだったが、魅力に乏しい感じがしたので、道端に座りやすそうな場所を見つけて昼食とする。さらに登って行くと林道がなくなり、登山道となる。少し分かりにくい所もあったが、すぐに山頂となる。何度も来ているような気がしていたが、調べてみると頂上に来たのは2度目だった。そこを通り過ぎて南側への道を下る。出口の所にすごく立派な障壁ができていた。それでも脇をすり抜けて兵カン道にでることができるように配慮(?)されていた。
兵カン道から柏尾谷池の上を通る道に入るつもりで少し注意しながら歩いたが、地図の破線の所に大きな冷蔵庫が捨てられていて、通れそうにない。少し先に進んだが、道がないので引き返す。冷蔵庫の少し西に「私有地、騒音防止のため立入禁止」という立て札があり、その先に道があった。バイクの絵が書いてあったので、歩行者はよいのだろうと入って行く。すぐに冷蔵庫からの道と合流し、右下に池が見えてくる。四辻を南方向に進む。右手の沢が近づいてきたので、適当な所から沢に下りる。この沢を歩いた記録も見たことがないので、やはり冒険心をくすぐられる。最初は歩きにくい岩ゴロ道だったが、やがて問題なく歩けるようになり、20分ほどで兵カン道に着く。車道だが緑も多いので気持ちよく歩ける。谷上小学校の前を通りすぎてから少し急いだが、駅に着いたのは電車が出たすぐ後だった。
記録のないコースを歩くのは、4月以来4度目となる。そろそろこのようなことはやめにした方がよいとは思うのだが。
金剛童子山の三等三角点 |
兵カン道への出口 |
ゴロゴロ道の沢を下る |
谷山川と合流した所で振り返る |