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2021. 05. 07  荒地 



芦有ゲートまでバスに乗り、いくつかの懸案事項を探るだけの短時間ハイキングを計画。荒地山新道の西側のバリエーションコースを歩くのが目的の一つ。先々週に変な所を歩いて荒地山南尾根に出てきた地点を再確認するのも小さな目的。五分岐から展望岩に登り、そのあと2013.06.25に魚屋道かと誤ってウロウロした所をもう一度歩いてみるのが大きな目的。最後に、予定していなかったが、高座谷左岸から城山尾根に出て鷹尾山を経由して下山した。このコースにはとても大きな変化があったので、歩いた値打ちがあった。

 

同行単独

コースタイム

0814 芦屋ゲートBS、0844-50 傷の手当て、0900 A-2標識で右折、0910 六甲連山の展望、0914 奥池方面の展望、0923 荒地山新道に合流、0928 岩梯子分岐(A-4)、0933-36 荒地山頂上(A-5)、0941-57 黒岩、1011 進入禁止の三差路、1019 五分岐、1022 展望岩、1030 五分岐、1035 魚屋道をしばらく行って引き返す、1041 五分岐、1049 赤のTマーク、1053 引き返す、1055 赤T、1057-1102 ウグイス広場、1104 赤Tの先のY分岐を左に、1112 飛び石で沢を渡る、1115 五分岐をアカシア尾根へ、1125 第二展望岩、1127 第一展望岩、1134 コルを左折、1139 龍白龍神、1142-1201 CW分岐(T-4)、1206 ダム上(T-3)、1208 ダム下(T-4)、1215 左岸道旧C-2ポイント、1221 城山尾根(T-6)、1226 仁川連絡線36、1237 高座滝分岐(S-2)、1241 鷹尾山、1245-51 広田西線39、1255 NHK・サンTV中継所、1311-13 弁天岩分岐(S-3)、1338 阪急芦屋川駅

芦屋ゲートから沢を渡り荒地山新道に向かう。岩ゴロの急坂を登っているとき、ひざを岩にぶつけ、治りきっていない昔の傷を直撃してかなり痛む。足を止めて、出血を抑えるためバンドエイドを貼り付ける。登りが終わり南に向かうと気持ちのよい緑の中の散歩道となり、ここなら女房殿も喜ぶだろうにと思う。A-2標識で右折して未知のルートへ入る。リボンやテープはないが、結構踏まれている道が続く。見逃しそうな分岐があった。直進すると立派な踏み跡があるが、どんどん谷に下って行きそうだ。左手の岩の隙間から尾根の方へ進む道を見つけることができた。荒地山らしい巨岩が出てきて嬉しくなる。期待していなかったので六甲方面の大展望が広がったのには驚いた。ガーデンテラス、西お多福山、最高峰、東お多福山、蛇谷北山がゴルフ場の先に見えている。そこを出てすぐの所で、今度は奥池町、奥池南町方面の展望が開ける。奥池町の左側の端正なピークは林山らしい。このような姿を見るのは初めて。ゴロゴロ岳は奥池南町のさらに右手になり、視認できなかった。六甲の主脈の景色はナカミ山近くの展望岩からのものとほぼ同様だが、奥池をこのような形で見下ろすことは長いこと荒地山界隈を歩いてきたが、初めてのことだった。やがて、荒地山らしい笹原の中を行くようになり、いくつかの分岐点をそれらしき方向に進んでいくと、荒地山新道に合流した。荒地山新道に比べて今回の道の方がはるかに楽しい道だった。岩梯子分岐(A-4)を過ぎて、荒地山頂上(A-5)。すぐに黒岩の方へ下って行く。3分でプロペラ岩分岐、さらに2分で黒岩。岩の上で一休みし、前回の巨岩群が見えるかもしれないと見下ろしたが、とても目に入らなかった。黒岩から5分で前回に出てきたところとなった。その時の写真を持参して比較したので間違いない。そこから9分で進入禁止の三差路となった。



荒地山新道は左へ、今回は右へ


 


巨岩を越えていく


 


六甲主稜線
左からガーデンテラス、西お多福山、六甲最高峰、
東お多福山、蛇谷北山




林山をバックに奥池町、奥池南町




荒地山山頂


 


絶景が見下ろせる黒岩


 

いつものように進入禁止の方へ入って行き、最短距離で五分岐、そこから正面の斜面に向かい何度も行った展望岩まで登る。初めてこの領域に来たとき、ここから、魚屋道かと誤ってウロウロした所を探るためそれらしきしっかりした道を下りて行く。なんとまた五分岐に出てしまった。これでは不明個所を探れないと、もう一度展望岩に登り返し、先ほどの道の左手の道を下りて行く、立派な魚屋道と合流し、やはりウロウロした所はここではないと確信する。追及をあきらめて横ノ池を一周しようかとしばらく進んだが、やはり所期の目的を果たすべく、広けた所で引き返す。展望岩から五分岐に戻るしか選択の余地はない。どうもウロウロしたときは、五分岐を左に進み、多くの分岐や湿地帯を徘徊したらしい。赤ペンキでT字が岩に書かれているといった当時の記述があるのがそれを裏付けている。その赤字のTマークは今では白ペンキで消されていたが、左に進めば宝寿水、右に進めばウグイス広場を経て水小屋につながるポイントだ。久しぶりにウグイス広場に立ち寄るつもりで水流を遡って行ったが、広場につかずどんどん道が延びている。おかしいと気づく。結構しっかりした道だったが、全く覚えがないので、またの機会に確かめることにする。赤T岩まで戻り、より細い流れを少しだけ辿るとウグイス広場に着く。広場にはヤマツツジがまとまって咲いていた。真南に下りるのもよいルートだが、この日は早めに帰ることにしていたので、来た道を戻る。赤T岩の先のY分岐を右に行くと先ほど来た道だが、折角なので左に進んで五分岐を目指す。途中にあった尻岩(仮称)も記憶にある。飛び石で沢を渡るとすぐに進入禁止標識から五分岐への道に飛び出した。五分岐からアカシア尾根へ進み、よく間違う分岐も今回は問題なく右折する。第二展望岩、第一展望岩を経てコルに至る。




五分岐


 


展望岩


 


展望岩から西宮方面




岩に書かれていた赤T印が消されていた




ウグイス広場




ウグイス広場のヤマツツジ




飛び石を越えると登山道
 


 アカシヤ尾根の第二展望岩から


先々週に来たときは、コルを右手に下り細井道に出たが、今回は左に下り、高座谷の龍白龍神を経てCW分岐(T-4)で昼食休憩。流れの音を聞きながら休むのはなんと気分のよいことか。荒地山第二堰堤を過ぎて旧C-2の地点に来たとき、高座谷をそのまま下りる予定を急遽変更して、前年に孫たちと歩いた城山尾根に出ることにした。T-6ポイント、仁川連絡線36、高座滝分岐、鷹尾山を過ぎたとき、その先に全く新しい広田西線39が聳えているのに驚いた。周りが広々とした広場になっており、前山公園にある送電鉄塔群や芦屋・西宮の市街地が見渡せた。しかも、振り返ると広場の先に荒地山の全貌が思いもかけない立派な姿で見えた。このような荒地山の姿をこれまでどこからも見たことがない。NHK・サンテレビ中継所を通り過ぎて、右岸道のう回路の所まで来ると、弁天岩への道が2020年10月から通行止めになっていたのにも驚いた。国も芦屋市も管理している歩道ではないので、通行止めにしても問題ないとの認識が強調されていた。高座滝への道との三差路に下りてから、なにかの注意書きがあるかと見回したが、城山・荒地山方面という矢印があるだけで、右岸道は通行止めという案内がなかった。少し不親切ではなかろうか。ともかく、このコースに変更したのは大正解だった。




高座谷の龍白龍神


 


高座谷から城山尾根に出る寸前


 


鉄塔・周辺が一新された広田西線39




広田西線39から前山公園方面




広田西線39から荒地山




閉鎖されていた芦屋川右岸道への迂回路





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