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2021. 04. 07  飯道山・烏ヶ嶽 



またコロナが猛威を振るいはじめ、4/5には兵庫県にも蔓延防止重点措置が発令され、不要不急の行動を控えるようという要請が出た。その直後の県境をまたぐ不要不急の山行となった。今後は自粛せねばなるまい。

 

同行S氏

コースタイム

0934 紫香楽宮跡駅、0944-52 紫香楽宮跡、1001 信楽支線32、1012 Y分岐を宮町方向へ、1022 遺物資料館前、1050 登山口、1133-1203 飯道神社本殿、1232-36 飯道山(664b)、1252 阿星山分岐、1310 P625、1354-57 水場、1413-25 荒川を渡って休憩、1515 南東尾根小ピーク、1555 烏ヶ嶽(485b)、1642 350b+の小ピーク、1655 堰堤下の林道、1715 三雲駅

草津線も信楽高原鉄道もはじめての経験。車窓からの展望も優れている。三上山、十二坊、阿星山、大納言、三雲城跡の八丈岩、貴生川で乗り換えた後の飯道山などが次々と顔を出す。紫香楽宮跡は、天平時代745年にわずか4カ月とはいえ、大和王朝の首都であった所。黄瀬地区に寺院跡、宮町地区に宮殿跡がある。あまりよく調べていなかったが、予想していたよりずっと興味深い場所だった。この日は少し長時間になるかもしれないので、聖武天皇が大仏建立を計画した寺院跡を通り過ぎただけだったが、それでも立ち寄った値打ちは十分にあった。宮町の宮殿跡にどのようなものが残されているのは見なかったが、機会があれば改めて来てもよい。




甲西駅付近から大納言と阿星山


 


貴生川を過ぎて飯道山


 


紫香楽宮跡入口




紫香楽宮跡




紫香楽宮


 


隼人川から信楽支線32鉄塔と
新名神高速道路

 


県道を越え、ゴルフ場の横を登って行く。駐車場もある登山口から山道となり、1丁から7丁まで登りきると飯道神社。鳥居をくぐり、役行者の小さな像などを見ながら進むと本殿となる。そこで昼食をとる。山頂に向かう道の案内もなかったが、階段状の道が目に入りそちらに進むと、色々な僧坊のあとがあり、その後登山道が始まる。30分ほどで山頂に着く。頂上には先客(この日出会った唯一のハイカー)がおられた。大納言の先に阿星山。その右手に602b峰、白草山613b、三上山が並んでいた。阿星山の先にかすかに比叡山が顔を覗かせていた。阿星山がずいぶんと遠くに見えるのが意外で「ここから歩いていける距離でしょう?」と言うと、「ここから下りると行けるが遠いよ」と草むらの中の小さな「阿星山へ(上級者)」というプレートを指された。その人は杖の権現の方へと下って行ったが、われわれは阿星山へという方へ向かう。




県道にある飯道神社の鳥居


 


駐車場もある登山口の鳥居


 


飯道神社




岩の上に役行者




重要文化財の本殿




飯道山山頂から阿星山・三上山
(広範囲の同定は別ページに)


最初は草むらの中だったが、すぐに普通の山道になる。阿星山への道を分け、P625を通り過ぎ、湖南市と甲賀市の境界尾根を左に見送り、北東に下りて行くと、木の間から烏ヶ嶽の姿を見ることができた。水場まで10分という標識が出てきた。そんなはずはないと思ったが、果たして1分できれいな流れに出た。その後林道を気楽に歩き、荒川を渡る橋にでる。そこから烏ヶ嶽への登りが始まるので、ひと息入れる。

登り口にもなんの印もないが、無難に南東尾根に乗ることができた。390b+の小ピークの付近が分かりにくいというレポを読んでいたが、果たしてその直前で右手に入ったのが間違いだったのか、シダの大群に突っ込み苦労する。石垣が出てきたり、踏み跡に出会ったりしたが、結局25分ほど藪漕ぎする羽目になった。行くべき方向は分かっていたので、心配はしなかった。小ピークに出ても、しっかり道があるわけではなく、かすかな踏み跡を北に向かう。頂上から東に延びる尾根に出た辺りだろうか、飯道山がきれいに見えた。ツインピークの左側が山頂で、それらの右に白草山613bが堂々としていた。しばらく西に進むと山頂プレートがいくつもある烏ヶ嶽に着く。

かなり時間をロスしたので、あまりゆっくりせずに頂上を後にする。ピンクのリボンの所から北側に下りて行ったつもりが、北西方向の踏み跡を辿っていた。登り返して左手にトラバースし正しい道に出た。10分ほどのロス。そのあとはリボンも多く、問題なくどんどんと下りて行く。そろそろ林道に出てよい頃なのにとYAMAPで確認すると、予定していた林道への分岐を通り過ぎ、345bのコルまで来てしまったことに気付く。登り返すのも面倒なので、すぐ先の350b+の小ピークまで登ることにする。これを直進すれば三雲トンネルの上のP322bに出ることに気付かず、北尾根を下ることにした。踏み跡はないも同然だったが、ほとんど苦労もなく新しい堰堤の上に着く。右から回り込んで林道に出た。県道をくぐる道で、駅まで最短距離で歩くことができた。




木の間から烏ヶ岳


 


水場


 


石組みなどもあったが、、




シダの藪が続く




尾根から飯道山(左)と白草山(右)




三等三角点のある烏ヶ嶽山頂




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