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2021. 03. 03  増井山・広嶺山 



にろく会を退会するので、これが最後のYH例会。前回の姫路低山から眺めて初めて知った領域を歩く。

 

同行: A氏、O氏、Oさん、S氏、M氏、Yさん

コースタイム

1027-35 野里駅、1042 城北支線8、1120-23 姫路支線28、1135-45 展望台、1203-41 増位山(259b)、1248 有明の峰、1253 榊原政邦墓所、1256 梅林、1303-12 随願寺、1321 蛇ヶ池、1430-40 広嶺山・廣峯神社、1451 セトレヴィラ、1508 姫路支線24、1515 白国4丁目、1540-52 野里駅

野里駅から町中を少し進むと、城北支線の送電鉄塔があった。姫路大橋の近くで見たものと似ているが、こちらは一本の白い塔でできたもの。「美化単柱」というらしい。山道に入って行くと、小さな石仏がいくつか並んでいた。尾根を登って行くと、別の系統の送電鉄塔があったが、こちらは昔ながらのもの。この方が、個性があってよい。そのあとの展望台には歌碑やベンチがあり、頂上に着いたと言われたが、YAMAPを見ると頂上はまだまだ先だった。ここで、12月に行った小富士山、仁寿山と再会したのが嬉しかった。 

増位山の山頂からの展望はさらに素晴らしかった。畑山、高山、高御位山、桶居山、南山、小富士山、仁寿山、御旅山、姫路城、家島諸島など、180°の景色が一目で見渡すことができた。そこで昼食をすませ、少し下って行くと、ソーメン滝分岐への分岐点となる。そこは有明の峰といい、山頂にあった西行法師と業平の歌にもこの山名が入っているくらいの由緒あるポイントだったようだ。おおきな古墳らしき岩もあった。




城北支線8


 


小さな石仏


 


増位山から仁寿山など
広域パノラマ写真と同定は別ページに




有明の峰(ソーメン滝分岐)



姫路城主だった榊原政邦の立派な墓所を過ぎて随願寺の境内に入って行く。梅林では、満開には間があったがかなりの紅梅白梅が咲きほこっていた。石山寺でもそうだったが、どうも今年の梅は香りが弱い。随願寺は、もとは30坊もある天台宗の名刹だったらしいが、今は本堂、経蔵、開山堂などがひっそりと建っているだけだった。ダイサギが佇む蛇ヶ池を過ぎて、また山道となる。




榊原政邦の墓所


 


梅林1


 


梅林2




随願寺・本堂




随願寺・開山堂




蛇ヶ池のダイサギ





1時間以上歩いて廣峯神社に着く。大きな息吹木が出迎えてくれる。この神社は、天平時代からあるもので、全国にある牛頭天王の総本宮とあってなかなか立派なものだ。牛頭天王の総本宮の名は八坂神社も主張しているらしい。厄をもたらす神を祀ることにより疫病や災害を免れようとするもの。牛頭天王が宿を求めたとき、蘇民将来は貧しいのにやさしく迎え入れてもてなしたので、その後、死の病などから蘇民将来の一族は助けたという説話がある。門口に「蘇民将来子孫」と書いた札を貼っている住居もあるというが、ここで見た蘇民将来を祀る社に、門構えのなかに子孫という字を入れた複雑な漢字があったが、その故事と関係するのだろう。あとは舗装道路や山道を歩き、姫路支線24の鉄塔を過ぎて、しばらくして市街地に下りる。そこから野里駅までは半時間ほどあったが、で野里駅に着く。






緑の山道1


 


緑の山道2


 


息吹木の大木




廣峯神社・拝殿




廣峯神社・蘇民将来を祀る社




廣峯神社・隋神門





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