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2020. 11. 11  沢山・吉兆寺山・桃山 



前の週に喜撰山に行った際、5山の踏破を目指したが、4山で終わってしまった。今回も欲張って7山踏破を企画した。結果は、思うようにいかず標記の3山以外の釈迦谷山、(左)大文字山、衣笠山、船岡山は持ち越しとなった。

 

同行単独

コースタイム

0914 三宝寺BS、0933 廃屋、1044 P268付近の登山道、1058 予定の登山道と合流、1118-1124 北西に向かう水平道分岐、1158 吉兆寺山方面との三差路、1209-37 沢山(516b)、1250 三差路、1335 吉兆寺山(460b)、1359-1409 桃山(466b)、1448 車道、1457 大北山方面分岐、1504 吟松寺、1513-27 光悦寺、1529 源光庵前BS

三宝寺BSで下車し、沢沿いの道を登って行く。一日中晴れの予報だったが、小糠雨のようなものが降っている。色づいたモミジが所々にある。地形図の登り口にあたるところにそれらしきものもなく、進んでいくと危険につき立ち入り禁止とある。いつものように大げさに書いてあるのかと入って行くと、荒れた廃屋の雰囲気はたしかに危険そう。建屋の横を通り抜け斜面に取付くがとても道がありそうにない。YAMAPでチェックするとルートからかなりずれている。引き返して、それらしきところが見つかったのでそちらに進む。かなりの倒木があり、とても登山道とは言えないが、一応赤ペンキの印もいくつかあったので、それに従って登って行く。しばらくすると赤ペンキが消えてしまい、立ち往生する。YAMAPを出してみると、登山道からはかなり西にずれており、結構の高さまで来てしまっていた。引き返しても、道が見つかるとも思えなかったし、地図を見ると少し登れば傾斜も緩んで地形図の破線の所に出ることができそうなので、登り続けることにする。何カ所か危ない所もあったが1時間ほどの苦闘の末、P268付近の登山道に出ることができた。

P289の少し北に北西へと分岐するところで一息入れて休憩した。そこには「2018年の台風21号による倒木のため三宝寺方面へは通行できません」という標識が架かっていた。三宝寺側の登り口にはなんの警告もなかったのは不思議だった。上から来た人は、この地点で引き返すのも、北西方面への踏み跡を辿るにしても、そう簡単ではないだろうなと心配する。その後、右手にチラリと比叡山方面と思われる展望が得られたのち、沢ノ池への分岐点に差し掛かる。ここにもなにも案内がない。右手に進み、吉兆寺山方面への三差路に来ても、何も印がない。沢山の頂上までは実に穏やかな傾斜で、これほどゆったりした頂上へのアプローチはあまり記憶がない。さすがに沢山頂上には三角点のほか、いくつものプレートが架かっていた。真横に伸びた太い松の木が印象的。ここで昼食をとるが、ザックを開けると用意していた副食を忘れてきたことに気が付く。パンの他には朝リンゴのジュース、ミカン、酒のつまみにと入れてあった焼きウルメがあるだけ。それでも十分だった。




立ち入り禁止とあったが少し進む


 


確かに怪しげな雰囲気


 


P268付近の登山道




三差路(右の滑る斜面に進む)




三差路の所にあった通行不能の警告


 


沢山頂上

 


引き返して、三差路から吉兆寺山方面に向かう。時折、右手に京都の町や西山方面が見えるが、いつも立ち木に遮られるので全体像がつかめない。行く手の吉兆寺山と思われるこんもりとした山も近づいてくる。頂上についてもとりとめのない所で、YAMAPで頂上と同定する。しばらくウロウロしていると「吉兆山」という山名プレートが一つ見つかった。ここには「寺」の字が入っていないが、日本山名事典には「吉兆寺山」となっているので、ここではそちらを使う。桃山へのアプローチはブログに出ていたルートの手前にしっかりとした踏み跡が見つかったのでそちらに登って行く。地形図に町界の二点鎖線が引かれているところだ。広々とした桃山頂上は緑に囲まれ、大変気持ちがよいところだった。東南東方向へ下山するつもりだったが、道は南方向にしか見当たらない。南に向かうとすぐにT字路となり東に向かうことになったので安心する。東南東方向への予定のコースを見つけられなかったらしく、しっかりとした山道を疑いもなく進んでいると、それは東北方向に向かっていた。途中で確かめることもせず、天神川沿いの車道に下り立った。予定のコースを歩いてきたと思い込んでいたので、その後も現状を把握するのに手間取ってしまった。遅くなってしまったので、鷹峰千束町から1時間程度で往復できると考えていた釈迦谷山も次回に持ち越すことにする。登山道ははっきりしていないので、また予定外の時間を食って、暗くなることもあるかもしれない。鷹峰からもバスの便があることを調べてあったので、気楽に歩いて行くとモミジのきれいなお寺があった。名前をみると吟松寺とある。これは大文字山に行くときに通る予定だった道であることに気が付いたので引き返し、鷹峰千束町の町に入って行く。バス停に行く途中にある光悦寺のアプローチがいい雰囲気だったので、入ることにした。いくつもの個性ある風情の茶室のまわりにモミジがあり、鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)をバックに落ち着いた庭園となっていた。寺という雰囲気ではなかった。源光庵前BSから北大路行のバスに乗るつもりだったが、四条大宮に行くバスが先に来たのでそれに乗る。

YAMAPの見守り機能を使ってみたが、この日も誰にも会わない一日だったので、役に立たなかった。




 所々で京都の町や山並が




吉兆寺山が近づく


 


吉兆寺山頂上




桃山頂上




 気分よく下って行ったが




吟松寺のモミジ


 


光悦寺の入口



鷹ヶ峰と鷲ヶ峰

 



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